お笑いタレント・明石家さんまが、爆笑問題のラジオ番組に出演した。現在、司会を務める長寿番組を各局で持つさんまだが、過去に出入り禁止となったラジオ局・テレビ局について聞かれると、「こっちから出入り禁止にしている局が2つある」と意外な告白をしたのだ。
12日放送の『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)に、ゲスト出演した明石家さんま。リスナーから「出入り禁止のテレビ局・ラジオ局はいくつあるんですか?」との質問に、「こっちから出入り禁止にしている局が2つある」と驚くべき回答をした。
さんまが自ら出禁にしていると宣言した局は、ニッポン放送とテレビ東京である。ニッポン放送は、元妻の番組『大竹しのぶのオールナイトニッポン』が放送されていることが理由だという(2013年9月に終了)。
もう1つのテレビ東京は、過去に出演した『さんまのサタデーナイトショー』(1981年~1984年放送)が最後となっている。同番組は深夜に放送していたにもかかわらず高視聴率を叩き出し、当時はテレビ東京の全番組中、視聴率1位を取っていた。しかし内容がお色気を含むことから、そのような番組が1位ではイメージが悪いと局の上層部が打ち切りにしてしまったのだ。さんまは「頑張って喋って人気番組にしたのに、終わったのがショックだった」と、今では自らテレビ東京へ“出禁”にしていることを明かした。
この経験からさんまは、“視聴率は、取っても取らなくてもダメなことがある”ということを知り「(視聴率なんて)どうでもええか」という思いに達したという。この失敗が逆に、アラカン世代になったさんまが長寿番組を多く抱えるお笑いモンスターへと成長させたようだ。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)