明石家さんまが、生前のやしきたかじんさんとの思い出についてラジオ番組で語った。若き日のさんまとたかじんさんの“偶然の出会い”や、昨年さんまがバラエティ番組でたかじんさんの曲を歌った時のエピソードなどが披露された。
1月11日に放送された『MBS ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、明石家さんまが1月3日に亡くなったやしきたかじんさんとの思い出を語った。
さんまが18~19歳の頃、兄弟子と京都の喫茶店を借り切って“二人落語会”をすることになった。しかし当日、台風が直撃したためお客が誰もいない事態になってしまう。そこで喫茶店のマスターが機転を利かせて近所に住む友人を呼んでくれたのだが、その友人がデビューする前のたかじんさんだったという。
その時たかじんさんは女性と共に2人で喫茶店に現れて、さんまの落語を「ゲラゲラ笑ってくれた」そうだが、その連れの女性は後に“大竹しのぶのマネージャー”になったというのだ。さんまも「不思議な感じがする」と心境を語る。
さらにさんまは、昨年の元旦に放送された『さんタク』で、SMAPの木村拓哉と共にたかじんさんの楽曲『あんた』を歌った時のことを振り返った。歌詞の内容が「大阪の女っぽくて、すごい好き」だったというさんま。このさんまが歌う『あんた』を、たかじんさんは病室で見ていたようだ。曲を歌ってくれたお礼に「さんまをご飯に連れて行きたい」と連絡をもらったのが、“たかじんさんとの最後のやりとり”になったと明かした。
たかじんさんの病気が再発したと聞いた時に「(最悪の事態を)覚悟していた」と話していたが、それでも“不思議な縁で結ばれた”恩人であるたかじんさんの死に「残念ですよね」と胸のうちをこぼす明石家さんまであった。
(TechinsightJapan編集部 TORA)