マツコ・デラックスが明石家さんまと“テレビにおける表現”について語り合った。歯に衣着せぬ言動で女性からの支持も厚いマツコだが、テレビ番組におけるトークの心構えをさんまから学んだという。
1月2日放送の『新春大売り出し!さんまのまんま』のゲストに、北川景子とマツコ・デラックスが登場した。マツコとの初対面に大喜びした北川。「一度(マツコと)話してみたかった」と明かし、マツコについて「存在(自体)がリスペクト。相談とかもしてみたい」とマツコの言動が女性の憧れとなっているとも語った。
その後、明石家さんまとマツコが“テレビでのトーク術”についてそれぞれ見解を述べた。さんまが「まだ(テレビで)好きなこと言えないね」と口にすると、マツコは「難しい」とテレビ番組の規制の厳しさを明かす。その上でさんまは自身が「ルールの中でスポーツしたいタイプ」だとして、自分はテレビのルールの中でやりたいと語った。これにはマツコも同意して「みんなが好きなことを言い合ったら笑えないと思う」と話したが、その考え方はさんまから勉強したことだと告白した。
2013年の6月に放送された『マツコ&有吉の怒り新党』で、CGによる撮影手法がバラエティ番組にまで浸透するようになると「(CG処理によって)タレントがいなくても番組が作れるのでは?」という話題になった。その際にマツコは「そうなると(CGではできない)しゃべりの力がある人が生き残れる」との見解を示していたが、有吉弘行から「モノマネの人がマネすればCGでも大丈夫では?」と指摘されると、即座に有吉と共にCGの波がバラエティ番組に押し寄せてくることを反対するという一幕があった。しかし、たとえバラエティ番組のCG化が現実となっても、有吉やマツコの鋭い視点に基づいた話術まで完全に再現できる人物はいないだろう。
そんな唯一無二のトーク力で人気となったマツコ・デラックスは、現在トーク番組を中心に大活躍を見せている。コラムニストなどで活動していたマツコを一躍テレビ界の売れっ子に押し上げたのはTOKYO MXの『5時に夢中!』であったが、あの“お笑い怪獣”明石家さんまからマツコは「ルールがあるからこそ楽しいトークができる」という“テレビにおけるトークの鉄則”を学んでいたのだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)