writer : maki

【エンタがビタミン♪】たかじんさんを“一番好きな歌”で偲ぶ。「聴いては、涙する」ファン思い出の曲は。

やしきたかじんさんは生前に数々の楽曲を残している。大阪府民にとってカラオケの定番とされる『東京』やアニメ映画・機動戦士ガンダムの主題歌として知られる『砂の十字架』など、人それぞれに思い出の曲があるものだ。たかじんさんの代表曲のうち「一番好きな曲」をネットでアンケート調査したところ、彼の歌に励まされたという者や通勤電車で今も毎日聞いて涙しているといった声まで、様々な感想が寄せられている。

1月3日に心不全のため亡くなった歌手でタレントのやしきたかじんさんは、1976年に発売したデビューシングル『ゆめいらんかね/流れ者』から29枚目で最後のシングルとなった『その時の空』(2010年11月24日発売)に加えて、アルバムの収録曲まで多くの楽曲を送り出してきた。

Yahoo!ニュースがその中の代表曲を対象にして、「やしきたかじんさんの曲、一番好きなのは?」といった意識調査を実施中だ。投票とともにたかじんさんの楽曲にまつわる様々な思い出が寄せられている。

■やしきたかじんさんの曲、一番好きなのは?
・「明日になれば」:1.3%(691票)
・「砂の十字架」:4.3%(2,325票)
・「あんた」:8.4%(4,483票)
・「やっぱ好きやねん」:34.3%(18,332票)
・「ICHIZU」:7.5%(4,017票)
・「未練~STILL~」:2.9%(1,532票)
・「大阪恋物語」:3.5%(1,872票)
・「なめとんか」:4.5%(2,429票)
・「晴れときどきTAKAJIN」:0.7%(395票)
・「東京」:28.1%(15,010票)
・「その他」:4.5%(2,370票)

(Yahoo!ニュース 意識調査調べ 対象は53,456人。データは1月11日21時時点のもの。実施予定期間:2014年1月8日~2014年1月18日)

まだ途中経過ではあるが、現時点で「東京」と「やっぱ好きやねん」の得票が抜きん出ている。どちらもオリコンチャートに入っており、知名度が高いことも関係していそうだ。

投票者からは好きな曲にまつわる思い出を伝えるコメントが寄せられており、得票数が少なくともその人にとって大切なものであることに変わりは無いことが分かる。

「東京も涙雨です。通勤電車の中でずっとたかじんの曲を聴いてます」という方はきっと『東京』を聴くのだろう。他にも「最近になってたかじんの『東京』の良さを知っただけに何とも残念! たかじんさんは僕ら関西人の誇りであり象徴のような人」、「いつも元気をいただいていた『東京』。今度カラオケで歌う時はしんみりしそうですが、また元気に歌わせてもらいます」といったコメントもある。

また「たかじんといえば『やっぱ好きやねん』が一番に印象的です」、「大阪のスタンダードナンバーでもあるやっぱ好きやねん」など、やはり『東京』と『やっぱ好きやねん』に思い出を持つ者が多いようだ。

アニメ映画『機動戦士ガンダム』の主題歌になった『砂の十字架』については、「たかじん自身も黒歴史としているように、本当は歌いたくなかったが仕方なく歌い大ヒットした…」とのエピソードも届いている。「映画ガンダムの主題歌を歌われてる時はどういう方か存じ上げなかったんですが、関西人と知ったのが小4の時」と同曲に関するコメントも目立った。

「『未練~Still』が好きでカラオケでよく歌いました」、「大阪恋物語…僕の中での神曲」や、「友人にたかじんファンがいて、『明日になれば』という曲が好きになりました。最近のお気に入りは『最後のネクタイ』。昨日から、この曲リピートです」など、『その他』にあたる曲にも様々な思い出があるのだ。

「たかじんソングに目覚めたのは、20代の頃。職場の先輩が歌った『泣いてもいいか』がきっかけでした」、「泣いてもいいか、が好きでした」、「泣いてもいいかが無いのか~」と、対象曲ではないが『泣いてもいいか』の曲名を挙げる者は少なくない。

他にも『もしも夢が叶うならば』、『トワイライト・ジェラシー』、『ゆめいらんかね』、『ラヴ・イズ・オーヴァー』等々、次々と挙げられている。「いつもたかじんの歌に励まされてここまで来ました」というコメントもあるように、どの曲もその人にとって忘れられぬものだ。

今日も全国いたるところで多くのファンが、思い出の曲を聴いたり歌ったりとたかじんさんを偲ぶことだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)