30代の女性アーティストが、「女体の神秘を編み物で表現したい」として臨んだあるニッティング・パフォーマンス。しかしそれは、28日間にわたり下半身を露出した上でのなかなか過激なものであった。
現在オーストラリアで大変な話題となっている1本の動画がある。メルボルン出身の女性芸術家である、ケイシー・ジェンキンスさん(34)のパフォーマンスを捉えたもので、彼女は「28日サイクルで美しく生まれ変わる女体の神秘を、編み物で表現してみたい」という発想から、このほどダーウィンの「Darwin Visual Arts Gallery」で仰天のパフォーマンスを行ったのであった。
ケイシーさんはメッシュタイプの白のセーターという姿でイスに腰掛け、白い毛糸を用いて黙々と編み物を続ける。目の前には、どんどん長くなるそのマフラー様の作品を吊るすためのハンガーが何本か並んでいる。ただしケイシーさんは下半身に何も着けていない。なぜなら編み棒に続く毛糸は彼女の陰部から出ているのであった。
「中心部分から糸がほぐれ出るように玉状にまとめた毛糸を膣の中に入れ、そこから糸を引っ張りながら編み続けたわ。28日間、毎日よ。膣というのは尊いボディパーツなの。だってそこから赤ちゃんが産まれ出てくるのよ。本当はとてもたくましいもので、ヘンな目で見たり怖がったりする必要なんてないわ。」
こう語るケイシーさん。月経の日が来てもそのパフォーマンスを止めなかった彼女には「グロテスクだ」との声も飛び交ったが、彼女は「あなたは勇気あふれる女性だと言ってくれる人も多かったのよ。月経ごとに生まれ変わる女体の神秘を表現したんだもの、これはとても美しい作品だと自信を持って言えるわ」と笑顔で語っている。
ケイシーさんのそのパフォーマンスのタイトルは、『Casting Off My Womb』。毛糸を“子宮から放たれる女性の美”として捉えているのであろう。上の画像は豪メディア『SBS2Australia』が先月27日にYouTubeで紹介した動画のスクリーンショットだが、再生回数はすでに380万回超の勢いを見せている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)