「仕事には復帰したけれど、私にはやっぱり家庭が一番優先」と語る女優のジェシカ・アルバ。芸能誌との最新インタビューで、若手美人女優として愛されては来たものの、「“セックスシンボル”として扱われることだけは不愉快だった」と本音を漏らした。
『ファンタスティック・フォー〔超能力ユニット〕』で出会った撮影技師のキャッシュ・ウォーレンと2008年5月に27歳で結婚し、オナー・マリーちゃん、ヘイヴン・ガーナーちゃんという2人の娘を出産した女優のジェシカ・アルバ。32歳とはいえ、いまだにこの通りの輝きを放っている。
子育ても一段落ということか、ようやく仕事に完全復帰したジェシカについては、ヴァネッサ・ハジェンズやアンバー・ハードとの共演となる新作『マチェーテ・キルズ(Machete Kills)』や『シン・シティ』シリーズの続編となる『Sin City:A Dame to Kill For』などが公開される日をファンは心待ちにしている。
そんなジェシカがこのほど英人気芸能誌『Hello!』とのインタビューに臨み、日々の暮らしについて、また2011年7月にNBCの『The Tonight Show with Jay Leno』で“娘が悪いことをしたらバスルームに閉じ込める”と話し、厳しすぎる母親というイメージが定着してしまったことについても本音で語っている。興味深いところを抜粋でお伝えしてみたい。
■夫のキャッシュ・ウォーレンは最高の男性
「素晴らしい夫、最高の父親よ。私がヘイヴンに手こずっていたり、疲れてグッタリしていると、さっとオナーに食事を与えて遊びに連れ出してくれるから助かるわ。オナーと一緒に子供向けビデオを見ながらあれこれと教えてあげている姿は、美しい親子だなぁって見ていてウットリしちゃうほどよ。」
■家族には大満足
「うちはすごく楽しい家庭。笑いが絶えないわ。キャッシュに初めて会った時、一生のパートナーとして共に生きていける気がしたの。実家の親もそう、私の人生の良いお手本ね。16歳と17歳で一緒になって今も夫婦としてとても仲が良いのよ。」
■しつけの厳しい母親というイメージは気にしない
「だって自分の経験上、幼い頃のしつけはやっぱり大事だと思うの。娘たちには私のようにはなって欲しくない。きちんとした態度やマナーを身につけた女の子に育って欲しいわ。」
■キャリアについて
「私は女優として生きる、これが人生のすべてだと結婚するまでは思っていたわ。私のルックスならハリウッドで生きていけることも分かっていたしね。私はものすごい上昇志向が強いタイプだったのに、いつの間にか“セックスシンボル”のイメージで見られるようになってしまって、正直なところ愉快ではなかったわ。」
■これからも仕事より子育てが優先
「映画は家族向けのものもダークなものも大好きだから、女優としてはこれからもその両方に出演していきたいわ。でも引き受けた仕事にあまりにも時間がかかり過ぎて、もっと子供と一緒に過ごさなくてはと感じるような時はアッサリと降板を申し出るつもりよ。」
■セクシーかつ強い女が理想
「結婚や出産を経てやっと自分らしさというものを知り、それに満足できるようになったみたい。セクシーだけれどしっかりとした信念を持ったひとりの女性、そんなイメージを大切にしながら生きていければ素敵ね。」
以上である。「私のルックスならハリウッドで生きていける」という言葉にはびっくりだが、周りを見渡せば女性は誰もが同じように思っているその世界。自信がなければそれこそ生きていけないはずである。円満な家庭生活を守るために仕事の内容も吟味したいし、子育て優先という方針に合わなければ引き受けるつもりもないというジェシカ。超売れっ子アイドル女優は、いつの間にか想像以上に芯の強い女性へと成長していたようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)