イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】ジェシカ・アルバの娘は悪いコトをするとバスルームに閉じ込められる。「でも私の幼い頃よりマシ。」

間もなく2人目の子を出産する大きなお腹の女優ジェシカ・アルバ(30)が、このほどトーク番組に出演し、家庭内でのシツケについて語った。

アルバは25日、NBCの『The Tonight Show with Jay Leno』に出演し、日々の育児について「私は娘(アナー・マリーちゃん=3)にとってものすごく厳格で怖い母親よ」と話し始めた。

「すごく厳しいけれど、でも引っ叩いたりするのは良くないと分かっている。私は幼い頃、たとえば親に賢いフリをして生意気な口を利いたりするともう大変だったわ。だから我が子には絶対にそういうことはしないって決めているの。」

「私の娘が何か悪いことをしたら、無言でバスルームに閉じ込めるわよ。 電気もつけちゃダメ。娘は怖がるけれど、そんなに悪い扱いじゃないはず。だってすごく大きなバスルームだし、大きな窓が付いているんだから。」

幼い頃に親がしていた同様のお仕置きのせいで、30歳の今でも暗くなると怖くてたまらないというアルバ。結局自分も同じ方法で子供に罰を与えているようだが、それでも窓があるというから少しはマシか。

もっともこれについて育児フォーラムのサイトなどでは、“説教が分かる年齢になったら(それ以前もだが)、シツケと称しての痛みや恐怖を与えるお仕置きなど言語道断、逆効果だわ” といった意見が続出している。

手をツネる、針でチクッと刺す、(古いが日本では)お灸をすえる、真っ暗な押し入れや小屋といった閉所に閉じ込めるなどの方法でお仕置きを受けている子に、事実明るい表情をした子は少ない。しかも「人は会話で物事を解決する=話せば分かってもらえる」という経験が不足しているため、その後も臆してばかりで人とのコミュニケーションがうまく図れない、といった弊害が出てくると言われている。

ただし正しいシツケはやはり必要。“レストランなどで大はしゃぎして走り回る子がいる、最近の若い親は注意しない” といったことが度々話題に上るが、同時にそういう場でもキチンと座っている子にも注目すべきである。社会は子供にとっての学習材料で満ち溢れている。普段の会話の中で親がいかにそれらを生かし、自らも模倣となっているか、その差であろうと思う。

子を持つママはまさに真剣勝負の時。精一杯の愛情と誠意と寛容さを以て我が子に接し、接すれば接するほどに悩み、泣いて笑っての繰り返しの末に思春期が待っている。もうどうにも難しくなるが、真剣な親であれば一度や二度、全身を震わせて子供を怒鳴り飛ばしてしまうこともあるかも知れない。親だからこそ出来る “最後のドカン!” は子供の心に強く長く残るもの。面倒なトラブルを避けたいと子供に迎合してばかりではならないと思う。

子育てには正解もないし、法則も通用しない。子はやがて育てられた通りの人格に育ち、親を見るその目や言葉に信頼感や愛情、そして軽蔑や嫌悪などが素直に出るだけである。これこそ長年の子育てへの評価、「親の成績表」ではないだろうか。せめてC、良ければBを貰った気分になりたいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)