歌手ジャスティン・ビーバー(19)の危険運転に近隣の住民は困惑し、「子供たちの命まで危険にさらされる!」と親たちは激怒。5月には元NFL選手キーション・ジョンソン(40)までもがその危険運転を目撃、ジャスティンを自宅まで追いかけるという事態になった。キーションはその時のことを「ジャスティンは巧妙にも親友を運転席に座らせた」、運転していた人物について「俺は黒人と白人を見間違えたりしない!」と発言していたのだが…。
「ジャスティンの車のハンドルを握っていたのは、この俺さ。」
そんな風に名乗り出たラッパーのタイラー・ザ・クリエイター(22)だが、ほとんどのメディアは「ジャスティンをかばうためにウソをついている」と考え、その主張をまったく信用していなかった。また「ジャスティンが運転していたのではないと証明できるビデオだってある!」とジャスティン関係者は主張していたが、その提出が遅れたこともあり「当局すら信用していない」と報じられたばかり。だがこのたび、それを証明するビデオが本当にあることが判明した。
このビデオを確認したのは、ロサンゼルス郡保安官事務所の関係者たち。彼らはわざわざジャスティン邸に出向き、問題があった夜に撮影されたセキュリティビデオを確認したという。するとそこにはフェラーリを運転するタイラーの姿がバッチリ映っており、ジャスティンはその後ろをバイクで走っていたというのだ。ビデオには、ジャスティン邸に車を乗り入れるタイラーの姿、またその約30秒後に現場に到着したキーション・ジョンソンも映っているとのこと。タイラーが車から出てジャスティンが車に入るシーンもあるそうだが、依然として「いや、運転していたのはジャスティンだった」と主張する目撃者もいるという。
今後この件については地方検事に委ねられるものの、ジャスティンが、もしくは友人のタイラーが刑事訴訟を起こされる可能性は極めて低いと見られている。少なくとも今回は難を逃れた形となりそうなジャスティンだが、その迷惑行為の数々と危険運転は問題視されており、隣人にツバを吐きかけ暴言を放った件も円満解決には至っていない。これからは自身の行動・運転に気を付けると同時に、危ない運転をする友人たちを車に乗せない、運転させないという厳しい態度も必要であろう。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)