エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「江頭のマネして骨折」「白塗りで牛丼屋に」。ゴールデンボンバーの徹底ぶりに芸人も驚き。

人気エアーバンドのゴールデンボンバーがテレビ『笑っていいとも!』に出演して、彼らのファンから裏話を明かされた。ボーカルの鬼龍院翔が過去に『いいとも』の素人オーディションに合格した話なども飛び出すと、レギュラー陣も意外な事実に驚いていた。

ボーカルの鬼龍院翔がドラマ『仮面ライダーウィザード』の主題歌「Life is SHOW TIME」を歌うなど活躍の場を広げるゴールデンボンバーが、10月25日に人気番組『笑っていいとも!』のコーナーゲストとして出演した。その内容は、彼らの熱いファンを自称する一般人や芸人たちが“ゴールデンボンバーの秘密”を明かすというものだった。

鬼龍院は以前、よしもとのタレント養成所・NSCの9期生で、現在はお笑いコンビ・しずるとして活躍する池田一真と「チョコサラミ」というコンビを組んでいた。芸人として先輩になるCOWCOWからは「方向性があわずに解散した」とコンビ解散の理由が明かされた。鬼龍院はその後も別の相方とコンビ「やっと笑えたね」を組んで、芸人活動を続けていたようだ。

NSCで鬼龍院と同期だったお笑いコンビ・オオカミ少年の片岡正徳によると、その頃のネタは「アルプスの少女ハイジが東京に行って戻るとSM嬢になっている」という斬新なものが多かったという。COWOCW多田健二も「練習中に相方をムチで叩きすぎて、本番では最初から相方にムチの跡があった」と証言した。

鬼龍院は練習に熱中するタイプだという話になると、片岡が「(鬼龍院は)小学生の時に江頭2:50さんのマネをして『いいとも』に出演する予定だったが、練習しすぎて骨折してダメになった」というエピソードを紹介した。その頃から真面目な性格だったようだ。

ドラム担当の樽美酒研二は歌舞伎役者のような白塗りのメイクをするが、それは「恥ずかしさを隠すため」とのことだ。「メイクをしないとメンバーとも目を合わせて話せない」と樽美酒はその理由を話す。彼は自宅に戻る時も白塗りのままで、「吉野家にも白塗りで入る」というから徹底している。さすがに家から現場に向かう時はメイクしないそうだ。しかしある日、遅刻しそうになり白塗りのままで電車の駅から現場まで走っていると、すれ違った女性が驚きのあまり膝から崩れ落ちたという。

また樽美酒はライブなどで裸になることが多いため、永久脱毛をしているのだ。「よりきれいな状態を見せたいので」と彼は話しており、「ワキとお尻を脱毛してます」とワキの下を見せると芸人のザキヤマこと山崎弘也も「プロ意識ですね」と感心していた。

昨年からメディアにも登場する機会が増えてブレイクしたゴールデンボンバーだが、一方で「演奏できないのだからバンドとはいえない」といった彼らのスタイルへの批判も聞かれる。だが、当の彼らは楽器を弾くふりをする時間も短くなる一方でますますエアーバンドをアピールしているのだ。

それと共にパフォーマンスへ力を入れるようになり、テレビ番組で楽曲を披露するときも新しいパフォーマンスを次々と出してくる。鬼龍院が子ども時代や芸人の経験で培ったお笑いへのこだわりや、樽美酒の脱毛するまでのステージへの思い入れ。今回は紹介されなかったが、喜矢武豊のダンボールパフォーマンスは芸術的でさえある。

エアーバンドというジャンルで紹介されるゴールデンボンバーだが、もはやパフォーマンス集団といえるのではないか。鬼龍院も「エアーバンドでは先が見えている」と自覚しており、彼らなりにその状況を抜け出すために努力を続けているのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)