エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「バカにしてあげて」、「同情は芸人にとっての“死”」。ダンカン、病床のスギちゃんを語る。

今月1日未明、テレビ番組の収録中に全治3か月の重傷を負ったお笑い芸人のスギちゃん(39)。彼は入院した次の日から“元気だぜぇ”とブログを更新、心配していたファンはひと安心であった。しかし翌日のブログから内容が、なぜか下ネタだらけになってしまっている。身動きができないベッドの上で、スギちゃんに何が起こっているのだろうか。

スギちゃんが大怪我を負ったことを報道で知ったファンから、「かわいそう」、「危険なことをさせたテレビ局が悪い」などと何千件ものコメントが彼のブログに寄せられた。スギちゃんを我が子のように思っている女性ファンも多く、「もう体をはった仕事はしないでください」と悲鳴のような内容のものも届いているのだ。

だが9月3日付のお笑い芸人・ダンカン(53)のブログ『半世紀の反省記』には、“お笑いに同情は死ねと言われているようなもんです!”と綴られている。ダンカンいわく、今のスギちゃんには「ワイルドじゃないぜ~」などと“バカにしてあげてほしい”というのだ。

今でこそダンカンは俳優や放送作家として主に活躍しているが、若い頃はたけし軍団の一員として自ら体をはる仕事を志願し、痛かろうが熱かろうが見ているお客さんに笑ってもらえることが、芸人として最高の喜びだったそうだ。ダンカンもロケで指やあばらを骨折、さらにはくも膜下出血まで経験しているという。「お笑いには、いろいろあります」と書きながらダンカンは、“とにかく、スギちゃんを好きで応援する方は愛を込めて、バカにしてあげてくださ~い!”と、先輩芸人としてお願いしている。

入院してからのスギちゃんは、「痛い」などと泣き言は一切ブログには書いていない。ひたすら前向きな姿勢を見せ、入院しているからこそのお笑いネタを必死にブログに綴っているように思える。ダンカンのようにスギちゃんも、“同情するなら笑ってくれ”と望んでいるのだろうか。それならスギちゃんのブログが、「下ネタ」だらけになった意味も理解できるのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)