衝撃の発表に騒然となったアイドルグループAKB48前田敦子(20)の「卒業宣言」。卒業時期は未定ということだが“前田敦子の姿がAKB48から消える”という事実は、ファンにとってなかなか受け入れがたいものだろう。一方で落語家の春風亭小朝は、舞台裏で見た前田の様子から今回の卒業は「とてもいいこと」とブログに書いている。
元モーニング娘。の矢口真里も、過去のテレビ番組で「今のAKB48は、人気絶頂だった自分達と比べものにならないくらい仕事をしている。」と話していた。羨むというより、「よく頑張っているなぁ」と感心しているというのが本音のようだった。その忙しいAKB48の活動をしながら、前田敦子は単独での仕事も多く抱えていたのだ。
3月26日の『春風亭小朝オフィシャルブログ』では“敦ちゃんカッコいい”と題し、彼女がAKB48を卒業することに関し感想を述べている。
以前にAKB48の公演を観に行った小朝は、ステージを終え楽屋に戻ってくるメンバーを出迎えたことがあるそうだ。そこで前田の極度の疲労困憊した様子を目にしたらしい。他のメンバーとは比べものにならない彼女の状態に、「これはマジでやばいぞ」と思ったという。
当時のことを思い返すと、今回の卒業は前田の心身のためにも良い決断だったと小朝は考えているのだ。ブログには彼女が頑張りすぎて、“身体を壊し長期の入院になったり、精神的に追い詰められ病気になったら最悪だ”と心配していたことが書かれている。そうなる前に「自分で決断できたこと」に安心している小朝。
AKBのプロデューサー秋元康は、前田のグループ卒業を受け「14歳からセンターの重圧に耐えてきた。今は“よく頑張った。お疲れ様”と言ってあげたいです」と労いのコメントを発表した。
AKB48のトップに立ち、期待や声援、いわれの無い誹謗中傷も全て引き受け前田は走ってきた。まだ20歳になったばかりの彼女にとって、どんなに大変だったことか。前田の新たな旅立ちを、晴れやかに送ってあげたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)