明石家さんまが、木村拓哉と共演する毎年恒例となった人気番組『さんタク』でのロケ中のエピソードを明かした。彼らを含むロケ班が、食い逃げの疑いをかけられる事件があったという穏やかでない内容だ。
2012年1月1日(日)の元旦に放送される『さんタク』は、あのエアロスミスのスティーヴン・タイラーも出演することで話題となっている。彼との共演でさんまのテーマソング「笑顔のまんま」を披露するなど内容も告知されているが、他にもいくつかの企画があるようだ。
12月22日に放送されたテレビ『ライオンのごきげんよう』にさんまが出演した際に、その『さんタク』でロケを行った時の出来事を話したのである。
さんま、木村拓哉にプロデューサー、ディレクター、ADなどスタッフなど10名強でロケ班を組み盛岡へ新幹線で向かった。ロケを終了して帰りのことだ。盛岡で夜7時30分の新幹線に乗らなければならない。全員空腹だったが、そこで食事する時間が25分程度しか無かったのだ。その為に、予約していた焼肉店に入るとスタッフ全員が凄い勢いで焼肉を食べ出したのである。「ADなんか生焼けで食べていたからな」とさんまもその食欲に驚いたという。
盛岡名物の冷麺も食べると時間が迫り、プロデューサーが「(新幹線の時間まで)あと5分だ! 終了!」と叫び、さんまや木村拓哉にも「走って行きましょう!」と声をかけた。
プロデューサーとさんま、木村はエレベーターに乗って3階から降りたが、ADやマネージャーら8人は階段で降りたのだ。彼ら8人が3階から1階まで階段を『ワーッ』と駆け下りたのだから凄い迫力だった。しかも、一行は入店してわずか20分程度で走って出て行こうとしているのだ。
1階の店員が「食い逃げだ!」と慌てたのも無理はない。そしてスタッフの1人がその店員に捕まったのだった。
先を急いでいたさんまと木村は、「1人捕まってます!」と聞いて引き返すと「すみません! 僕らのスタッフです」と説明した。するとその店員が「え? 食い逃げですか?」と彼らも無銭飲食かと勘違いしそうになったのである。すぐに3階から店長が降りて来て「フジテレビさんに食い逃げとはなにごとか!」とその店員を制したので、ようやく事態は収まった。
一行は無事に新幹線に間に合ったというから、1分か2分程度の騒動だったと思われる。しかし、一瞬とはいえ「食い逃げ犯」と疑われたのだ。明石家さんまも「『さんまと木村拓哉が食い逃げ!』と(ニュースで)出るとこやった」と振り返っていた。
新年早々に放送される『さんタク』では、このロケで撮影した内容が見られそうだ。釜石から盛岡にかけてのロケということだが、このエピソードを思い出しながら見ると別の角度からも楽しめそうである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)