エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ゆずの原点は“弾き語り” 黒木華や宮野真守が青春時代を思い出し「頑張るぞという気持ちになる」

MCで北川が昨年の全国アリーナツアーで7月7日・8日に予定していた広島公演が西日本豪雨の影響で中止になったことを振り返る。

広島公演は代わりに10月10日・11日に弾き語り2DAYSライブが行われたが、実は今回の福岡公演も前日まで豪雨により熊本や宮崎、鹿児島など九州各地で大きな被害が起きており、昨年のことを思い出したという。

「いろいろ大変なことがあるけれど、僕らも2人で何とか乗り越えて皆に音楽を届けようと頑張ってきました」―そのような趣旨を話す北川の横では、岩沢がじっと聞き入っていた。

ラストソングは「路上時代」の体験をもとにした楽曲『終わりの歌』で「あなたがあの時、足を止めて僕らの歌を聴いてくれたことからすべてが始まった…」という内容である。北川の歌声も感極まったように聞こえたが、岩沢を見ると目に涙を浮かべていたようだ。

巨大スクリーンに映る岩沢厚治の笑み

『ゆずのみ~拍手喝祭~』開催を発表した当初は、「弾き語りでドームツアーってできるのか? 大勢の観客を長時間もたせられるのか?」などと評す声も聞かれた。

ふたを開ければのべ30万人が集まり、新しいファンも増えたことだろう。“弾き語り”だからこそ原点に戻ることも、これまでの経験をもとに工夫を凝らして華やかなステージに組み立てることもできる、ゆずの限りない可能性を再確認するドームツアーとなった。

ドームツアーファイナルからおよそ1週間となる7月13日、ゆずが北海道・いわみざわ公園で音楽フェス『JOIN ALIVE 2019』のステージに立っている頃、TBS系音楽特番『音楽の日2019』のなかで彼らが話題になった。

「青春の汗を思い出す歌」をテーマにインタビューを受けた女優・黒木華が、ゆずのメジャーデビュー曲『夏色』を挙げたのだ。学生時代に所属した演劇部で「先生にしごかれたり」「皆で真剣にぶつかりあってた」ことを振り返り「その時の蒸し暑さとかセミの声とか、学校が坂道の上だったので『この長い長い下り坂を』とか似てるなと思いながら、部活の皆と汗を流した青春を思い出す曲です」という。

さらに声優・俳優・歌手と活躍する宮野真守は「ゆずさんが路上から始め、やがて多くの人に愛されるようになったエピソードが大好きで『なんて夢があるんだ』と思い、父親にギターはないの?と聞いた」との趣旨で学生時代を振り返る。

父親が物置から見つけてきたギターはネックが反っていたが、それでも嬉しくてコードの練習を続け、最初に弾けるようになったのが『いつか』だった。「今でもこの曲を聞くと『僕も路上ライブに行くんだ…』と近くの公園にしか行けなかったこととか、若いエネルギーがあった時代に戻れて、まだまだ頑張るぞという気持ちになる」と話した。

折しも『ゆず北川悠仁』インスタで『JOIN ALIVE 2019』にゆずが出演したステージの動画をさわりだけ公開している。北川と岩沢による絶妙なコンビネーションの弾き語りは路上時代から衰えるどころかますますパワーアップしているようだ。

画像1枚目、5枚目は『ゆず北川悠仁 2019年7月7日付Instagram「#ゆずドームライブ #ゆずのみ #拍手喝祭 #完走!!」、2019年7月10日付Instagram「#ゆずドームツアー #ゆずのみ #拍手喝祭 #ライブに登場した #ユズドラシルの住人 #天使と悪魔」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

“天使と悪魔”に扮する北川悠仁と岩沢厚治(画像は『ゆず北川悠仁 2019年7月10日付Instagram「#ゆずドームツアー #ゆずのみ #拍手喝祭 #ライブに登場した #ユズドラシルの住人 #天使と悪魔」』のスクリーンショット)

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