エンタがビタミン

writer : sekihara

【エンタがビタミン♪】秦基博 『ひまわりの約束』で復興願う 「一緒に歌えることがいい思い出に」 

東日本大震災から8年。津波の被害を受けた岩手県沿岸では、分断されていた釜石-宮古間を三陸鉄道「リアス線」として結び、3月23日に8年ぶりに開通したばかりだ。そんな復興を進めている岩手県で「復興支援音楽祭」が26日に開催された。シンガーソングライターの秦 基博が、100名を超える地元の中学生や高校生たちの合唱と共演、代表曲『ひまわりの約束』を気持ちをひとつにして披露した。

『復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト2019』が26日、岩手県民会館(岩手県盛岡市)にて小さな子どもから年配の人までまさに老若男女1,500名の来場者を迎えて開催された。今年6年目になる同音楽祭で、昨年の宮城県仙台市での開催に続き2年連続でスペシャルゲストとして登場したのが、秦 基博だ。

心を込めて歌う秦 基博

音楽祭の後半に大きな拍手で迎えられてステージに現れた秦は、ギターの弾き語りで『鱗(うろこ)』を披露し、「今日は岩手の皆さんと一緒に音楽を通して楽しめたらと思っています。よろしくお願いします」と挨拶。ピアノとチェロを迎えた2曲目『花咲きポプラ』では「手拍子をお願いできますか!?」と呼びかけ、すぐに会場が手拍子で一体となった。

手拍子を呼びかける秦 基博

卒業シーズンのこの時期に、秦が初めて“卒業”をテーマに作った新曲『仰げば青空』を心を込めて熱唱したり、この日会場となった岩手県民会館で秦が以前にコンサートをした際に「1曲目で照明が落ちた」という思い出話などで和やかに音楽祭は進み、いよいよ学生たちと共演する時が来た。「不来方(こずかた)高校、釜石高校の皆さん、ステージに上がってきてください!」と秦が呼びかける。全国屈指の実力を持ち、震災後は避難所を回って歌声で支援を続けてきた岩手県立不来方高等学校音楽部60名と、岩手県立釜石高校音楽部4名が秦の楽曲『花』を共演し、

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