海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】虐待されたグレート・デーン 飢えに耐えかね自分の脚をかじる(米)

救助直後の衰弱ぶりは施設スタッフも「これまでいろんな虐待に遭った犬を見てきましたが、その中でもルークは最も悲しく酷いケース」と言うほどの状態だった。

「衰弱が激しく、たった2歩前に踏み出すことさえも精一杯の状態で、目は落ち窪み鼻も目も感染症を患い、その日のうちに死んでしまうのではないかと思うほどでした。右後ろ脚は深刻な感染症に罹っていて何度も獣医を行き来しました。最初、ルークはとても怯えて落ち着かなかったので、私たちは2日間ほど病院からリハビリセンターへ連れて行きました。スタッフと数時間一緒に過ごすうち、ルークはリラックスし始め恐怖も和らいだようです。ただ、脚の怪我は治療を施しましたが、やはりこれ以上の感染症の広がりを防ぐためにも関節から上部分も切断することがベストだと思いました。術後、脚はおそらく心配ないでしょう。でも、ルークは腸にも問題を抱えていて頻繁に下痢をしています。幸いにも、生体組織検査では体内にがんなどの深刻な病気は見つからず、このような体調になっているのはやはり長期の飢餓状態が続いたことが原因のようです。今は治療薬で下痢を抑え、良質の餌を与えてルークの体内カロリーを増やすよう努めていますが、この先も慢性的な低栄養状態にある者に急激に栄養療法を始めることで発症するリフィーディング症候群がルークにも起こる可能性があるので、注意深くケアしていくことが必要です。」

現在リハビリセンターにいるルークは、落ち着きを取り戻し、スタッフに囲まれるその場所を安全と感じているようだ。一方、ルークの治療や脚の手術に既に莫大な費用がかかっているため、Noah’s Arksスタッフは、今後の治療費のための寄付を呼びかけている。

このニュースを知った人からは、「こんな飼い主、最低10年は刑務所に入れてほしい」「長期間放置されていたということだけど、もっと早く近隣住民が通報してくれていたらと思う」「動物を虐待している飼い主ってたいてい肥満だよな。自分たちだけめいいっぱい食べてるんだろうな」「この2人を安楽死させてくれ」「いつも思うけど、動物虐待の法律をもっと厳しくすべきだと思う」「ルークがこの先、いい飼い主に出会えますように」といった声があがっている。

画像は『Noah’s Arks Rescue 2018年12月8日付Facebook「LUKE is Healing and doing Well.」』『WPTV-TV 2018年12月5日付「Shelter says starved Great Dane ate own foot to survive」(Greenwood County Detention Center)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

飼い犬を虐待していたカップル(画像は『WPTV-TV 2018年12月5日付「Shelter says starved Great Dane ate own foot to survive」(Greenwood County Detention Center)』のスクリーンショット)

1 2