エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】志田未来と田中哲司が舞台で“セクハラ”問題作に挑戦。実生活では「ディズニー好き」と「家事夫」

志田未来(22)が初舞台に挑戦することが分かった。しかも、田中哲司(49)との二人芝居で、女子学生と大学教授に起きるセクシャルハラスメント疑惑を描いた問題作と話題の『オレアナ』を演じる。これまでドラマや映画で活躍してきた志田未来は「作品が終わった瞬間」に喜びを感じるそうだが、公演のたびに本番が繰り返される舞台で新たな発見があるだろうか。

『オレアナ』は、若き大学教授・ジョンと女子学生・キャロルの間に起きた出来事を描いたものだ。ある日、ジョンの研究室をキャロルが訪れて「単位をとらせてほしい」と涙ながらに懇願する。彼女は教授の授業についていけずパニック状態だった。教授・ジョンはそんなキャロルの肩を抱いて慰め、紳士的な態度で相談に応じた。しかし後日、彼女が教授を“セクシャルハラスメント”を理由に大学当局に訴えた…。

アメリカ演劇界の鬼才、デビッド・マメットが1992年に発表した『オレアナ』は、オフ・ブロードウェイのオーヒューム・シアターで1年以上のロングラン上演を記録した後、すぐさま全米4都市で上演され、アメリカ中を議論の渦に巻き込んだ問題作だ。日本ではこれまで、1994年に“長塚京三×若村麻由美”、1999年に“長塚京三×永作博美”の出演で再演されている。

この名作を2015年11月、栗山民也を演出に迎え、小田島恒志の新翻訳で装いも新たに16年ぶりに上演することが決定。大学教授役に田中哲司、そして女子学生役は演技派女優として羽ばたく志田未来が初舞台を踏むこととなった。

様々なキャラクターを演じ分ける個性派俳優として人気の田中哲司は女優・仲間由紀恵の夫でもある。彼は、1月13日放送のバラエティ番組『ライオンのごきげんよう』(フジテレビ系)にゲスト出演した際に新婚生活について聞かれると、家事を率先してする“家事夫”だと明かしている。料理が得意だが、夫婦とも太っては仕事に影響するためメニューに気を遣い「鶏のササミのトマト煮」などを作るという。

志田未来は22歳になったとはいえ、まだ少女時代のイメージが残る。ディズニー映画『トゥモローランド』で吹き替え声優を務める彼女は、5月16日に東京ディズニーランドで行われたディズニー・カードクラブ・ファンパーティーに登壇。「ディズニーランドが大好きで、今日はミッキーと共演できて感激です」と笑顔が絶えなかった。YouTubeの研音オフィシャルチャンネルで5月31日に公開された『志田ちゃんねる vol.19 「新コーナースタート♪一問一答!」』でもディズニーの話題が多くよほど好きなようだ。

そんななかで、彼女はファンによる「この仕事をしていて良かったと思う瞬間は?」との質問に「作品が終わった瞬間!」と答えた。今回の『オレアナ』へ向けて「舞台は、いつかやりたい、やらなくてはと思っていました。このお話を頂いた今が“その時”なんだと思います。舞台のことは、正直、何もわかりませんが、楽しみたい気持ちでいっぱいです」と意気込む志田未来。これから“舞台”という作品で映画やドラマとは違った喜びを知るのではないだろうか。

舞台『オレアナ』は東京公演:2015年11月6日(金)~29日(日)パルコ劇場他、全国で上演予定。

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)