世界各地がクリスマス一色のここ数日間、各種の宅配サービスを含め、街の至る所にサンタクロースが出没するようになっている。しかしポーランドにはこんな情けないサンタもいたもよう。深酒でソリに乗り、事故を引き起こしたのであった。

ポーランドのウストシキ・ドルネで、ソリに乗ったサンタクロースとして子供たちの人気を集めていた51歳の男性と、そのアシスタント役を任された31歳の女性。ところがその心掛けはあまりよくなかった。2人してお酒を飲み、1頭の馬が引くソリに乗って交通量の多い最中に街に繰り出したのであった。

まさに飲酒運転の感覚であろう。猛スピードで通りを駆け抜けたそのソリは、やがてある建物の壁に激突。2人の体はソリから投げ出され道路に倒れたまま動かなくなり、救急車で付近の病院に運ばれた。脳震盪を起こしているものの命に別状はない。激しいクラクション音を聞いて馬がパニックを起こしたことが事故の原因であるが、目撃者らは異口同音に「彼らは酩酊していたためにソリをきちんと操れなかった」と話しており、建物の壁に激突するなどの器物損壊には飲酒運転としてのお咎めが下るものと見られている。

2人はその町のあるクリスマス・マーケットのために雇われており、本格的なソリや馬とともにマーケットの人気者として愛嬌を振りまき、子供たちとの写真撮影などにも応じていた。ソリで街に繰り出した時も楽しげにクリスマスソングを歌い、片手で馬の手綱を握り、片手は道行く人々に向かって振り続けていたという。

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（TechinsightJapan編集部　Joy横手）