スウェーデン北部の街ウメオで13日、雪遊びをしていた子供達が雪の中から1丁のピストルを発見した。だがおもちゃだと思われていたこのピストルは、実は本物であることが判明し、大騒動を巻き起こしている。

ニュースサイト『The Local』によると、雪の中から発見したこのピストルを子供達は何の疑いもなくおもちゃだと思い、これを使って遊ぼうということになった。だが、ピストルを持っていた子供が偶然引き金を引いたところ弾丸が発射。それを目の当たりにした子供達はそこで初めて、これが本物であることに気がついたという。

ピストルが発射されたのは“遊び”が始まる直前であり、またその際に銃口は地面に向けられていたため被害者は出ていない。通報を受け駆けつけた警察のその後の調査で、ピストルの弾倉には実弾がいくつか込められていたことが明らかとなった。当時その場には子供達の他にも大勢の人々がいたため、もし“遊び”の撃ち合いが行われた場合、大惨事に発展したに違いないと警察官は話している。

警察では、このピストルが放置されてからしばらく経ったものではないかと見ており、これが合法的に取得されたものなのか、盗まれたものなのか、犯罪に利用されたものなのかなどといったことを現在調査している。また同時に、ピストルが本物と知り強いショックを受けている子供達と、その両親も一緒に話し合う機会を設ける予定である。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）