エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「黒櫻井翔に興奮」、「板尾がシュール」。ドラマ『家族ゲーム』の印象は“怖いけど楽しみ”。

水10ドラマ『家族ゲーム』の第1話が4月17日に放送された。嵐の櫻井翔が主人公の変人家庭教師を演じることで放送前から話題となっていたが、ドラマの構成や彼の迫真の演技に視聴者からは賛否の声が出ている。予想以上にシビアな展開だったのか、ツイッターでも「このドラマこえーな」、「内容エグい」といったつぶやきが目立った。

沼田一茂(板尾創路)と妻の佳代子(鈴木保奈美)は、劣等生な上に不登校中の中三の次男・沼田茂之(浦上晟周)の家庭教師を吉本荒野(櫻井翔)に依頼した。ドラマ冒頭は沼田家のリビングで吉本と沼田夫妻が無言で過ごす場面から始まった。おそらく1分を超える無言シーンは放送業界では冒険とも言える設定だ。

それは、後に展開する吉本と茂之や沼田夫妻そして長男の沼田慎一(神木隆之介)との壮絶な関係を暗示するかのようなひとときだった。家族にも家庭教師にも生返事をして舐めた態度をとる茂之に対して、吉本は平手打ちをくらわすのだ。両親は目の前で息子を叩かれて、彼がそんじょそこらの家庭教師とは違うことを悟る。

その後も吉本は茂之が5日間、勉強部屋から出てこなければ辞めるという賭けをする。彼は勉強部屋の入り口のドアに、合金の金庫のドアのようなものを据え付けてしまうのだ。他にも沼田家全員の日常を撮影して、会社や学校の様子まで写真に撮るという不可解な行動に出る。

終盤では学校や家族から逃げようとする茂之を母と長男の前で投げ飛ばした上に組み伏せて、顔の真横の床を何度も殴りながら「こんな世界にも希望はある!」と叫んで訴えた。その迫力に、さすがの茂之も部屋に戻って吉本の授業を受けるのだ。

まだまだ、随所に見どころはあるが書き切れない。ツイッターでも「冒頭の叫び声震えるねぇ~」、「吉本荒野の主に発した言葉 『いいねー』5回」、「吉本先生のメイちゃん歩き」、「アイドルがゲップ…」といった押さえどころがつぶやかれている。

第1回目の内容について、視聴者からは「家族ゲームこわい」、「櫻井くん怖い」、「周りが櫻井の破天荒さにびっくりしてる」といったつぶやきが少なくない。

『家族ゲーム』は過去に映画やドラマでヒットしており、松田優作と長渕剛が変人家庭教師を演じた。内容が過激となることは予想されたが、それを超える櫻井翔の迫真の演技に驚いた者が多いことが分かる。

他にも「やばい、家族ゲームおもろい!」、「家族ゲームいいねぇ~」、「家族ゲームギャグかよ」といったツイートもあり、強く印象に残ったことは違いないようだ。

主演の櫻井翔については、「黒翔くんに興奮。ゾクゾクする」、「翔ちゃん演じる先生の不気味さ、狂気みたいなものが伝わってきた」、「初めてみたよあんな翔くん。でもかっこいい」といった評価もあれば、「櫻井くんよりニノのが似合ってるんじゃない」、「家族ゲーム見て翔さん嫌だって言われた」という感想もあった。

また「板尾さんいる時点でシュールだ」、「櫻井くんと板尾さんの掛け合いが面白い」といい味を出している板尾創路の演技も注目を集めている。

神木隆之介や北原里英に注目するファンもいるが、ツイッターでの反応を見る限りではやはり櫻井翔の人気が高いようだ。「櫻井くんがやってるからか余計怖い。次回も見ちゃうけど」、「家族ゲーム面白過ぎて嫌だ。翔くん」と彼を目当てにしている視聴者が多いのである。

それでも中には「正直、家族ゲームの世界観にちょっとついていけない」、「家族ゲーム見たけどよくわからん…でも怖かった」という意見もあった。全体の印象としては“家族ゲームは怖いけど次が楽しみ、また見る”との反応が多かったように思う。

関東地区の平均視聴率で12%と好スタートを切ったドラマ『家族ゲーム』は、今後も好調を維持できるのか。今期見逃せないドラマとなりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)