エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「ミゲルが泣きそう」。“HEY!HEY!HEY!XmasSP”生放送であわや放送事故の事態に。

音楽バラエティ番組『HEY!HEY!HEY!』が12月19日に生放送された。CMで話題のミゲルくんも出演していたが、午後8時を過ぎると慌てて退場させられることとなった。あまりのドタバタ劇に、MCのダウンタウンや共演していたSMAPらも唖然としたほどだ。

12月に入りテレビ番組も様々なクリスマスSPが組まれているが、この日19時から2時間放送された『HEY!HEY!HEY! 生放送みんな元気になるXmasスペシャル』(フジテレビ系)にはSMAP、AKB48と関連グループ、Kis-My-Ft2、東方神起、KARA、少女時代、Sexy Zone、いきものがかり等々の豪華なゲストが出演して賑わった。

オープニングからミゲルくんが“消臭力”のメロディーを歌い上げるという趣向が凝らされた。その後もMCダウンタウンの2人の間にミゲルくんが座り、フリップを持ちながら進行に絡むという彼をフィーチャーした構成だった。

番組の進行ではスタジオとLIVE会場との掛け合いなどがスムーズに行かず、それをダウンタウンがうまくフォローして笑いにすることで逆に生放送の味が出て楽しめた。

ミゲルくんもデビューアルバム「幸せソングス★初めまして、ミゲルです」から、あの名曲『翼をください』を披露してスタジオを沸かせてくれたのだ。

ところが、午後8時間際になると様子が変わったのである。浜田雅功が「早く出し! 早く出し!」と誰かを急かす素振りを見せた。松本人志も「放送事故になっちゃうかも?」と口にしていた。すると傍らから迷彩デザインの服を着たスタッフが現れたかと思うと、ミゲルくんの両脇に手を入れて抱え上げて連れ出したのだ。ミゲルくんは連れ去られるような状態でカメラに向かって手を振りながら消えて行ったのである。

ダウンタウンもさすがに「スタッフ、焦りすぎやろ!」、「ミゲルが泣きそうだった」と指摘すると、横にいたSMAPの木村拓哉も唖然とした顔で“脇を抱えて連れて行く”しぐさを繰り返していた。

労働基準法により中学生以下の場合は午後8時までの出演となることから、こうした事態になったのだが、実は8時辺りからジャニーズのアイドルグループSexy Zoneのパフォーマンスもあり、平均年齢14歳の彼らもギリギリで8時に出演を終えた形だった。

その騒ぎが終わってからの8時以降の進行は押しに押してしまい、いきものがかり、Kis-My-Ft2などはトークの時間がほとんど無くパフォーマンスだけに終わったのだ。ミゲルくんの退場以降はダウンタウンの進行するペースが乱れたような印象を受けた。

今回いろいろな意味で目立ったミゲルくんのフルネームはミゲル・ガーレイロで、ポルトガルではアルバムを2枚出している歌手なのだ。とはいえ、13歳にして通訳を介しながらダウンタウンに1時間付き合って生放送を務めた彼には改めて感心させられた。彼が成長して時間帯を気にせず才能を存分に発揮できるようになるのが楽しみだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)