コッポラ一族が生んだ財テク金満俳優のニコラス・ケイジについては、ローンの返済や税金が支払えず財政難に陥っていることを度々お伝えしてきたが、また新たに訴えられていたことが分かった。しかもその請求額は約33億円、いったいどうなるのであろうか。
とにかく2009年、ケイジに関するニュースは「借金が返せない」、「税金を複数年滞納している」といったものばかり。この件で以前の会計士の手腕を責め、逆提訴される始末ではあるが、一方で彼を慕う後輩であるジョニー・デップが、その肩代わりを申し出ているとも言われている。
しかし今月中旬には、元妻クリスティーナ・ファルトンさんからも、結婚生活期間に受けた精神的、肉体的虐待への慰謝料、および失業をめぐる手当の未払い分11億円を請求したいとする訴えを起こされている。
そして今回の提訴は、不動産投資会社の『Red Curb』によるもので、日本円にして約33億円の請求を突き付けてきた。同社は訴えの理由について、米芸能誌『People』にこのように説明している。
一つ目は、同社との契約時に示された“現在負債は残高が5ミリオンのローンだけ”とする彼の申告も、後に6.3ミリオンもの税の滞納が判明、ケイジは意図的に虚偽の申告をしたのではないかということ。
2つ目は、彼に納税や融資返済を行う姿勢、資産の整理についても真剣に売却する姿勢が見られないことを挙げている。不動産、骨董品、超高級車、宝飾品や毛皮製品、自家用飛行機、ヨットなど、整理する気になれば現金化できるものを隠し持ったままだと指摘する。
ベル・エアの御殿なども、資産価値を誇張することにより不動産業者も驚くほど高い売値が示されたため、ガッポリ儲けるつもりか、あるいはわざと売れ残ることを期待しているのか、そのどちらかであろうと批判する声が以前から確かに出ていた。
この『Red Curb』社の訴えに対し、ケイジの弁護士は同誌の取材に「彼が詐欺や不正行為を働いたですって?あり得ませんよ、バカバカしい」と返している。そんなコメントで裁判で勝てるのであろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)