8月24日から正式公開された、PC版mixiアプリ。公開からまもなく一ヶ月がたとうとしているが、人気アプリに対するユーザーの不満が爆発している。

現在100を超えて公開されているmixiアプリ。当然これだけの数があれば人気があるものとそうでもないものに分かれてくるわけだが、人気アプリは6桁のユーザーが登録するほどの盛況ぶり。ブラウザで楽しめるという手軽さもあるのだろう、常時アクセスしているというコメントも目にする。

かくいう記者も人気アプリを複数種類登録して楽しんでいるのだが、10時や昼時・夕方など、突然重くなる状況が発生したり、アクセスできなくなる・状況が反映されないといったことも度々発生しており、そのたびに残念な思いをしている。一部アプリでは、そういった不具合解消のために臨時メンテナンスを行ったり、機能の制限やゲーム内の他エリアへのアクセスレベルを引き上げるなど対応に追われているが、それによりゲーム本来の醍醐味が失われるものも多く、各人気アプリのサポートコミュではユーザーが提供元に噛み付く事態となっている。

コミュのトピックスの中でも不具合報告や苦情・要望を申し立てるトピックスの伸びには目を見張るものがある。トピを立てられるのが管理者であるアプリ開発者だけという設定になっているところでは、不具合報告や苦情・要望関連のトピが上限を超えて書き込めなくなる場合がある。そうなると、管理者のみが報告を書き込むトピックスにまでユーザーがなだれ込み苦情のみならず罵倒や暴言を書き込む始末。

一部では、苦情や要望等に対して管理人に代わってユーザー同士が情報や改善案を提供しあうところも見られる。しかし、自分のことにしか目が行かない一部のユーザーはそんなことお構いなしに「ふざけんなよ！バランス調整は慎重にやれよ！！！！」「お金（ゲーム内通貨）を返して下さい。」「（管理者報告用だと）知ってて書き込んでいる」等など管理者報告用のトピックスは荒らされ放題なのだ。確かに、アプリの中には時間経過やマイミク同士で干渉して楽しむものも多い。バグひとつが経験値や次のステージへの妨げになっているものや、一部課金できるアプリに関しては課金に対するバグなども確認されているので、ユーザーとしてはいても立ってもいられないのであろう。

だが、mixiを介さない本家サイトがあるアプリに関しては、mixiアプリで起きている不具合や重さの発生率が少ない、もしくは起きていないという報告もある。記者が登録している複数のアプリも、いくら頑張っても経験値が反映されなかったり時間が経過しなかったり（故に、レベルアップもしない）と残念な状況にあるので、やるせない気持ちをぶつけたいユーザーの気持ちは痛いほど解る。しかし、まずはコミュにおける最低限のルールは守って申し立てるべきところは申し立てるべきであろう。
（TechinsightJapan編集部　北島要子）