企業において、業務日報や顧客との折衝記録を電子化して蓄積すれば、後で類似の案件があったときに再利用できる。しかし、そのファイルがどこに存在しているのかわからないといったことがしばしば起きる。
こうした場合、顧客名や担当者名などの複合キーワードで瞬時に検索できれな情報の有効利用が飛躍的に高まる。
住友電工情報システムのエンタープライズサーチQuickSolution Ver.7.1は、そうしたニーズに応える製品である。

QuickSolutionは、グループウェアで大きなシェアを占めるLOTUS NOTESとの連携を中核に据えた製品である。

1台のPCサーバで1TB、1億件のデータを検索。1TB以上は分散検索で対応できる。その検索速度は圧倒的で1000万件のデータを0.1秒で検索できる

多彩なデータ形式に対応しており、RDB/XMLに強く、動的生成Webコンテンツも検索可能なので、いわゆる社内ブログなども対象としてあらゆる情報を瞬時に検索できる

エンタープライズサーチで最も重要なのが、検索ノイズの除去である。担当者の名前、顧客の名前、案件の名前などで検索をかけるとして、担当者の全案件がヒットしたり、対象顧客の失注情報までヒットしては、検索そのものが無意味になってしまう。

そこで、自然文で検索して確実に目的の情報が抽出されるよう、分析系機能が充実している。キーワード抽出、関連語抽出、可視化、クラスタリングを行い、文章の意味を解析して検索できる。

Javaで実装されており、プラットフォームを選ばないのも大きな特長となっている。
（TechinsightJapan編集部　真田裕一）