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【3分でわかる】ぼくの地球を守って 前編

2009年5月24日 9:59

 少女漫画雑誌一の発行部数を誇る花とゆめ。35年の歴史の中で生まれた名作は数え切れないほどあるが、そのうちの一つが「ぼくの地球を守って」だ。




 北海道から東京へ引っ越してきた16歳の主人公「坂口亜梨子(ありす)」。おとなしい性格のありすは新しい高校にもなかなか馴染めないでいたが、隣に住む7歳の小学生「小林輪」には一方的に慕われていた。

 ありすはひょんなことから同級生の「小椋迅八」「錦織一成」の“夢の共有”の話を聞く。夢の中では迅八は「玉蘭」、一成は「槐」という名で、他5人の仲間と月らしき場所から地球を研究しているという。一方、輪はありす宅のベランダから落下したのをきっかけに“覚醒”、「S」として暗躍を始めた。

 そんな中、ありすが「木蓮」として婚約者「紫苑」と語らう夢を見た。それは迅八、一成のものと酷似しており、2人はありすが木蓮ではないかと思い始める。他の仲間を探そうとオカルト雑誌に投稿し、「柊」の夢を見る「土橋大介」と「繻子蘭」である「国生桜」を発見。自分たちが見ている共通の夢は前世の記憶であると確信し、定期的に“会合”を開いて詳細をひもとくことに。幾度目かの会合の場で、ありすに無理矢理ついてきた輪が自分は「秋海棠」であると発言した。

 その裏で輪は本物の秋海棠である「笠間春彦」に会い、自分の前世である紫苑になりすますことを要求。前世で紫苑に対し償いきれないほどの罪を犯していた春彦は、言われるまま紫苑として会合に参加し、ありすと会う。輪の目的は前世で彼らが暮らしていた月基地を遠隔操作するために必要な全員分のキィ・ワード。これを手にするために、輪は時に秋海棠として、時にSとして周囲の人間を欺き、傷つけていく。

 ありすは木蓮として覚醒することに恐怖を覚えていたが、春彦らの口から現世、前世の真実を知らされ、ついに木蓮の記憶を取り戻した。その上でありすは輪を前世から解き放つために奔走、キィ・ワードを自ら輪に知らせる。全員分のキィ・ワードを手にした輪が行うのは、月基地の爆破か、地球の制御か。輪は紫苑の呪縛を断ち切り、本当の意味で“転生”することができるのか――。

 以上が大まかなあらすじである。しかしこれはあくまでありすたち現世の話のみをつなげただけであり、合間合間に前世の物語が登場人物たちの夢として、回想として挿入されているのだ。それについては後編で詳しく述べる。

(編集部:三浦ヨーコ)

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