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成海璃子主演の話題の映画、『罪とか罰とか』が、2月28日から公開される。映画のプレミア試写会で、TVスポットナレーションを担当したお笑いコンビ・オードリーが成海にヒット祈願の“特大逆チョコ”をプレゼントしていたあの映画だ。オードリーは出ていないが、成海璃子のコメディ映画初主演ということで、期待がかかる。この映画を監督したケラリーノ・サンドロヴィッチという人物について調べてみた。
『少年メリケンサック』宮藤官九郎、『蛇にピアス』の蜷川幸雄など、演劇界の鬼才による映画への進出がめざましいが、俳優、劇作家、脚本家、演出家、映画監督、に加え、ミュージシャンの肩書きを持つ舞台人はめずらしい。
仲間と「グループ魂」を結成している宮藤官九郎の音楽活動は、あくまでも劇団「大人計画」に所属してからの活動で、「グループ魂」のメンバーも劇団の俳優で構成されている。
今回『罪とか罰とか』を監督したケラリーノ・サンドロヴィッチ(日本人、46歳)は、演劇人になるずっと前からミュージシャン KERA(ケラ)として活躍していた。バンド「有頂天」はコアなファンを持ち、80年代バンドブームの一時代を彩った。
その後、演劇界へ進出した彼は劇団「ナイロン100℃」を主宰。数々の演劇の作・演出を手がける。小劇団の舞台というと、三浦大輔主宰のポツドールの舞台のような、過激で暗い出し物を想像するが、ケラリーノ・サンドロヴィッチの作風はシリアス・コメディー。基本的に笑いを重視する。
「ナイロン100℃」の舞台は、普通ならば悲劇として上演されるべき話題をコメディーとして扱う作風で、その特徴と面白さは今回の『罪とか罰とか』の中でも十分に発揮されている。
ひょんなことから一日警察署長を務めることになった売れない成海璃子扮するグラビアアイドルが、コンビニ強盗事件の解決に奔走する羽目になるというアイドル・ポリスコメディ。
昨年ドラマ『パズル』(テレビ朝日)などで頭角を現した19歳の永山絢斗が、「愛が昂じると、殺してしまう」というアブナイ性癖をもつイケメン刑事を演じる。波乱の予感だ。
「ナイロン100℃」の犬山イヌコが、コミカルなマネジャー役で登場。成海とどのように絡むか楽しみである。「壊れたコンビニ強盗」を演じる大倉孝二は「ナイロン100℃」の看板俳優。個性的な演技がスクリーンで弾けている。
見る者にとっては時に音楽家として、あるいは劇作家として、その名を知られ、音楽、演劇、ドラマや映画など多方面で個々に多大な影響力を持つケラリーノ・サンドロヴィッチ。ロックミュージシャンで作家の大槻ケンヂの小説及の映画化『グミ・チョコレート・パイン』(2007年)に続いての映画3作目、デキは上場である。
『罪とか罰とか』
脚本・監督 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 出演 成海璃子 永山絢斗 他
2月28日(土)よりシネマライズ、テアトル新宿ほか全国公開
配給:東京テアトル
「罪とか罰とか」製作委員会
【参照】
映画『罪とか罰とか』公式サイト
(編集部:クリスタル・たまき)
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