今回の【ドラマの女王】は、2回目、仲間由紀恵、加瀬亮主演のフジテレビ木曜劇場『ありふれた奇跡』。あいかわらず地味な左官工の翔太と、料理の先生(正確に言うと外国製のレンジの使い方をデモストレーションする人)の加奈との恋(?)はギクシャクしている。この二人の恋愛を、今流行りの男女のカンケイに置き換えてみると・・・・。
「海外でした中絶手術の失敗。」が原因で子供が産めない身体になったという加奈。
「1回もセックスしてない女の」いろいろな過去を聞かされて、それでも加奈と結婚したいという翔太は、そんなにモテない男なのか。
地味な翔太をハナから「モテない負け組」と決めつけがちだが、実際はそうでは無い。
いまどき手に職があって、男所帯で育って「ひととおりの家事」が出来て、オタクでも無い翔太は実際いたら結構モテる。
しかも、うるさいお姑はいないし(実はいるのだが)、細身で背が高く性格もやさしい。しかも、アイリッシュダンスまで踊れるのだ。
「“ワガママな仲間さん”なんかさっさと諦めて私と結婚してほしい。」
そう思いながら、ドラマを見ている女子はいないだろうか。
それにしても、翔太を演じる加瀬亮は“カサカサで油気が無い”のになんであんなに色気があるのだろう。
先週のラスト、「息子の結婚についてめずらしくムキなった、だらしのない母(キムラ緑子)をおかしいとニヤリ笑う」シーン。この表情なんかはアラフォーの記者にはもう“たまらん”。やはり、34歳の加瀬亮の“ニヤリ”は、23歳のマツケンの“ニヤリ”とは訳が違う。何でもないシーンが、いちいち”エロ”いのだ。
日本人の男も今や千差万別でサラリーマン風、ホスト風、いろいろ選べる。しかし意外に多くの女が翔太のような「地味でやさしい男」を選ぶ。
実は、このタイプの男にハマると一番コワい。裏切られた時のショックはホストなどの非ではないぐらい大きいからだ。
「こんな痩せたシマウマみたいな“人畜無害”の優しいカレが、私を裏切ったらどうしよう?」
ドラマの中でも加奈はこう考えて、翔太を突き放している。難しいタイプの加奈にとって“翔太”以上彼女をわかってくれそうな男はそうそう現れない。
悩む加奈は、これからどうすればいいか。
簡単だ。「肉食女子」になればいいのである。
奥手で消極的な「草食男子」の翔太を、ガッツでモノにする「積極的な女性」に今からキャラ変更すればいいのだ。そうすればこの恋もきっと上手くいく。
現在の所、二人とも実家暮らしで双方の家では無理なので、さしあたり藤本誠(陣内孝則)のボロ・アパートででもいい、1回”関係#をもってみるのだ。
記者も一度でいいから、ライオンのように肉食に豹変した「仲間」が「加瀬」を押し倒すシーンを見てみたい。これで視聴率もうなぎのぼりだ。
また、逆の展開でもドラマの面白さは格段にアップするだろう。
昼間はコンクリートジャングル(左官という職業がら)に潜む「草食動物」の翔太が、夜はライオンのように「激しい肉食系」の男子に豹変。そんな『ありふれた奇跡』だったもっと盛り上がるのに。
ちょっとまてよ。この展開どこかで・・・・。
「昼はウダツノ上がらないサラリーマン。夜はベッドの野獣・・・・。」
あ!それじゃ「特命係長只野仁」か。
(編集部:クリスタルたまき)
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