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【海外仰天ニュース】英国発。ルービックキューブを解くのに26年かけた超マイペース男。

2009年1月14日 12:00

亡国の遊技とも呼ばれる麻雀など、娯楽の中にはのめり込むと人生を狂わせるようなものが多々あるが、このほど一人のイギリス人男性を26年もの永きに渡り虜にしたのは何の変哲もないルービックキューブだった。




グラハム・パーカー(45)は1983年に購入して以来ずっと取り組んできたルービックキューブ攻略を不屈の根性で成し遂げた。彼は堪え難きを耐え、忍び難きを忍び、実に27,400時間を費やしてとうとう心の中のエベレストを単独登頂することに成功したのである。

「キューブを完成させた今、どれだけ感動しているか言葉にできないよ。キューブはずっとぼくを狂気に駆り立ててきた。まるで自分の人生を丸ごと乗っ取られたようだった。キューブのために重要なイベントもすっぽかしてきたし、キューブのことを考えてどれだけ眠れぬ夜を過ごしたか知れない。」
と感無量のグラハム氏。それだけの時間がかかった理由をこう語る。
「もちろん解き方を教えてくれようとした友達もいたし、ネットで解き方のコツが調べられるのもわかってた。でもぼくは自分だけの力でやり遂げたかったんだ。」
とのこと。自立心旺盛な人は珍しくないが、その姿勢を26年間持続するのは並大抵のことではない。それもルービックキューブに。キューブを解けないまま無念の死を遂げた男の霊が憑依していたのかとすら思えるその執念。

「長時間キューブに向き合うあまりずっと手首の腱鞘炎や腰痛に悩まされてきたが、今ではそんな苦労も報われた。最後の一回転で全ての面がきれいにそろった時は不覚にも泣いてしまったよ。」

長いことキューブ中毒の弊害を被ってきた妻・ジーン(47)はキューブがしばしば二人の仲を険悪にし、激しい夫婦ゲンカの原因にもなったという。ジーンは26年の結婚生活を振り返って言った。「私たちが知り合った頃、彼は毎日キューブに数時間費やすのを日課にしてたの。彼と別れることも考えたけど、でも、彼がいつの日か必ずキューブを解くことも信じてた。だから、見事それを達成してくれた今、彼には本当に感謝してるわ。」

世界キューブ競技会を主催するWCA(世界キューブ協会)の幹部は言う。「これは間違いなくキューブを解くのに最も時間を費やした記録になるでしょう。私はグラハム氏の献身に感動しました。キューブは(それがとけない時は)人を非常にイラつかせる代物ですからね。もちろんWCAは彼の達成を祝福しますよ。」

経済のグローバル化により、効率や生産性が世界の隅々まで浸透しようとしている昨今、グラハム氏のような超マイペース人間は貴重な存在だ。ちなみに世界トップクラスのキュービスト(キューブ愛好家)になると平均十秒程度でクリアしてしまうというから彼の頑固さは間違いなくギネス級である。とはいえ、彼の執念も見事だが、そんな彼に愛想を尽かさなかった奥さんが一番エライと感じるのは記者だけだろうか。

(編集部:こてつ/イラスト:acca)

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【参照】
telegraph.co.uk

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