米フロリダ州ブロワード郡保安官事務所は今月1日、車を盗み、3歳女児を後部座席に乗せたまま走り去った35歳の男を逮捕したと公表した。車の持ち主である女性は、愛猫を動物病院へ連れていく途中だったそうで、娘が目の前で連れ去られたことの恐怖を振り返っている。米ニュースメディア『Fox News』などが伝えた。
6月26日午前8時28分、米フロリダ州オークランド・パーク市で車の盗難が発生したという通報が寄せられた。同州ブロワード郡保安官事務所のプレスリリースによると、3歳の娘を乗せて車を運転していた女性が接触事故に遭い、相手と話し合うために車を降りたところ、関係のない男が現れて女性の車に乗り込んだという。
男の名はウィリオ・ペティオマ(Willio Petioma、35)で、隙を見計らって車に飛び乗った。女性はすぐに車のドアを掴んで「子どもが中にいるの!」と叫んだが、ウィリオは女性をしばらく引きずってそのまま走り去った。
その後、ウィリオが女児をチャイルドシートごと車外に運び出し、道路脇に放置して再び走り去る様子を後続車のドライブレコーダーに捉えられていた。交通量の多い道路だったこともあり、目撃者2人がすぐに女児のもとへ駆け寄り、警察に通報したことで女児は無事に保護された。
他にも複数の監視カメラがウィリオの姿を捉えており、