チャールズ国王が労働党のキア・スターマー党首と謁見し、新首相任命の儀式“キッシング・ハンド”を執り行った。これにより、スターマー氏は英国の新たな首相に正式に就任した。“キッシング・ハンド”はかつて役職者が君主の手にキスをして忠誠を誓ったが、現代ではキスをせず、握手をするのみとなっている。
英国で4日(以下、現地時間)に総選挙が行われた結果、野党の労働党が過半数を獲得。14年間続いた保守党政権から、労働党への政権交代が決まった。
5日午前には、保守党のリシ・スナク首相が首相官邸前で最後の会見を行った後、バッキンガム宮殿の謁見室でチャールズ国王に謁見し、首相辞任を正式に申し出た。
その後、国王は新首相を任命するためキア・スターマー氏を宮殿に招待した。
宮殿の部屋では、国王と新首相が握手をする“キッシング・ハンド(kissing hands)”と呼ばれる政権移譲の手続きが行われた。これにより、スターマー氏が正式に英国の新首相に就任した。
新政権樹立の“任務”を受け入れると、国王と新首相は短いやりとりを交わした後、側近に見送られて部屋を出た。
そしてバッキンガム宮殿は声明を発表し、