「社会への脅威となっている」として今年1月、繁殖、売買、贈与ができなくなり、2月からは無登録での飼育が禁止された。一方、すでに登録済の個体には、公の場でのリードと口輪の装着が義務付けられたが、女児を襲った個体は無登録で、捕獲後は警察の犬舎に留まったままだという。
この事故を受け、エマ・チェイニー警部(Chief Inspector Emma Cheney)は「今回の件は悲劇的な結末を迎え、女児が死亡した可能性もあった」と語り、次のように続けた。
「我々は人々に、『自分には起こらない』と考えるのをやめるよう訴え続けている。飼い主は今以上に責任を持ち、飼い犬とその行動について理解し、誰もが安全でいられるよう努力する必要がある。」
またサウスヨークシャー警察は、「学校の休みが迫り、子供たちが自宅や友人または家族の家で過ごすことが増えるだろう」と前置きし、「犬専用のスペースを確保するという簡単な措置を講じるか否かで、生死が分かれる可能性がある」と指摘した。
そしてこのニュースには、次のようなコメントが寄せられた。
「かわいそうに。この子が身体的にも精神的にも回復することを願っているよ。」
「これは恥ずべきことだし、恐ろしい。この美しい子が早く回復するよう祈っている。」
「怖かっただろうね。この事故がトラウマになり、これから長い間、彼女は犬を見ると固まってしまうだろうね。」
「アメリカンブリーXLは全て、飼育を禁止すべき。事故が減らないのだから、法を変えるしかない。」
「犬は安楽死させるべき。」
「どんな犬種であろうとも、子供を監視せずに放置することはするべきでない。飼い主の行動の代償を払うのは犬なのだから。」
ちなみに英ハンプシャーでも2022年8月、友人が所有する「アメリカンブリーXL」を散歩中だった男性が、公園で首を襲われ死亡していた。男性が発見された時、犬は血を舐めていたという。
画像は『Staffordshire Live 「XL Bully ban and what it means for owners and dogs」(Image: Juan Botti / Creative Commons)』『The Sun 「HORROR MAULING Police issue urgent warning after girl, 10, bitten in neck by XL Bully which could have ‘led to fatality’」(Credit: South Yorkshire Police)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)