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writer : ac

【海外発!Breaking News】恋人の前でクマに襲われた女性 山道で片脚を掴まれ、崖から120m下に転落し死亡(ルーマニア)

その場で射殺されたという。

マリアさんの遺体を回収しに谷底に向かう山岳救助隊。クマは山道を歩いていたマリアさんの片脚を掴み、森の中に引きずり込んだという(『New York Post 「Teen mauled to death by bear in front of boyfriend while on hiking trip」(Jam Press)』より)

幸いなことに男性は無事保護されたが、救助隊が到着した時はショック状態で、「あんなことが起きるなんて全く想像もしていなかった。クマを怖がらせようと努力したが、不幸な結果になった。襲われたのが自分だったら良かったのに」と述べたという。また、襲撃時のマリアさんについて「彼女はクマに襲われた直後、自分の視界から消えてしまった。その後、彼女に何が起きたのかは見ていない」と語っていたそうで、バヌ氏は「クマがマリアさんを襲って森の奥へと引きずり込んだ後、120メートル下の谷底に投げ落としたのだろう」と推測した。

しかしながら野生動物専門家のカルメン・ストルンガル氏(Carmen Strungaru)は、マリアさんが転落死したことについて、次のように見解を示した。

「クマが女性を襲った後、崖から引きずり落とした可能性は低い。考えられるのは、怯えた女性が逃げようとした際に谷底に落ちてしまったということだ。それもクマも一緒にね。」

なお、山岳救助隊の会長を務めるサビン・コルニウ氏(Sabin Corniou)は、山道で起きた今回の事故について「これまでに経験したことがない。クマが尋常でない行動を起こした原因は暑さかもしれないし、何か病気にかかっていた可能性もあり、突き詰めていく必要があるだろう」と述べていた。

ルーマニアは、ロシアを除けば欧州で最大のヒグマの生息地で、国内には推定8000頭が生息している。近年は都市郊外のゴミ捨て場、観光客が残していった食べ物などを目当てに森を出て、人や家畜を襲うことが急増しているそうで、世界動物保護協会(World Animal Protection)によると、2016年から2021年には158人がクマの襲撃で負傷し、14人が死亡しているという。

ちなみに米イエローストーン国立公園では2023年、ハイキング中の47歳の女性がハイイログマ(グリズリー)に襲われて死亡しており、専門家は「女性はクマに首や頭を襲撃され、3分以内に亡くなった可能性が高い」と語っていた。

画像は『New York Post 「Teen mauled to death by bear in front of boyfriend while on hiking trip」(Jam Press)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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