こう続けている。
「あのクマはただうろついているだけでなく、実際に家の中に入ってくるんです。だから今は窓を開けておくのも、裏庭のドアを開けておくのも、何でも怖いですね。網戸ですら外されてしまうんですよ。」
「クマがこの辺りにいることは構いません。でも、このクマは網戸を開けて家の中に入ったり、窓を押し開けたりするのを躊躇しなくなってしまったんです。」
同じくこの地域に住むドミニク・スビカさん(Dominic Sbicca)は、「ここ10年ほど、クマの行動は大胆になっていて、自分たちの縄張りを広げているのです」と、クマの行動の変化を語る。
同地域の住民はクマを含む野生動物が近くにいることを受け入れて生活しており、クマはただおやつが欲しいだけだと認識しているため、今回の件もそれほど心配していないという。同地域在住のリチャード・モステラーさん(Richard Mosteller)は、「クマは毎週月曜日にやってくるんです。ゴミ箱を叩いたり、食べ物を探したりしているだけなので、ほぼ無害ですよ」と話す。
クマは攻撃的な兆候を示しておらず、今回もケガ人は出ていない。住民たちはこれまで野生動物保護当局にクマを目撃したことを報告していないそうだが、一部の住民は野生動物の専門家に連絡し、“オレオ”を人里離れた場所へ移動させるべきか相談しているという。
このニュースを見た人々からは、「クマのためにも、適切な場所へ移動させてほしいな」「このクマは賢そうだ」「クマは強盗からこの地域を守っているのかも」「クマを傷つけるような対策はしてほしくない」「みんなオレオが大好きだね」といった様々なコメントが寄せられた。
ちなみに2021年には同州シエラ・マドレで、キッチンに置いてあったKFCのチキンの匂いに誘われたクマが民家に侵入していた。家主は無事だったが、ペットのインコが行方不明になったという。
画像は『New York Post 「Bear breaks into homes to steal cookies in hilarious video ― and earns a cute nickname」(KABC-TV)』『ABC7 「Caught on video: Bear breaks into Sierra Madre home, eats KFC on kitchen counter」(JOHN HOLDEN)』『Mel Mel TikTok「Damn bears ate our dinner tonight」』『CNN 「Bear destroys 60 cupcakes after breaking into Connecticut bakery」(Courtesy Taste by Spellbound)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)