「診察できるまで少なくとも3か月はかかる」と言われ、ライサシャ医師を勧められたそうだ。
こうした経緯で男性の診察をしたライサシャ医師は、当時のことをこのように振り返る。
「実は当初、耳の中に落ちたフィルターは10個と聞いていました。でもフィルターのいくつかは重なり合っていて、結局は22個になりました。衝撃的でしたね。」
摘出の様子を捉えた動画では、同医師が外耳道に詰まったフィルターを1個ずつ摘出する様子が捉えられており、「男性の外耳道は極端に曲がってかなりベトベトしていて、数個は鼓膜に貼り付いていました。摘出は決して簡単ではなく、耳用微細吸引管と耳用鉗子を併用しました」と述べていた。
さらに同医師は、「フィルターは柔らかいシリコン製でした。もし硬い素材であれば、患者は不快に感じてすぐに気付いていたでしょう」と指摘し、次のように続けた。
「もしフィルターが1、2個だけだったら、耳の外に押し出されていた可能性もあります。ただ男性は補聴器を付けていたため、フィルターが中に押し込まれたのでしょう。男性が補聴器の専門家にアドバイスを求めたことは正解ですね。異物を見つけた場合、自分で摘出することはお勧めできません。」
そしてこの動画には、「まるでフィルターの墓場」「理解に苦しむ。22個も入っていてなぜ気付かなかったの?」「世界記録になるかしら?」「なぜこんなことが起きたの?」「私だったら気付くと思う」「なぜこんなに簡単にフィルターが落ちたのだろう」「眼球から24枚のコンタクトレンズが取り出された女性を思い出した」「虫の卵かと思ったわ」といったコメントが寄せられていた。
ちなみに南米コロンビアでは昨年、女性患者の左耳からゴキブリが摘出されていた。女性は耳に激しい痛みを感じていたという。
画像は『The Sun 「EAR WE GO Watch as the ‘Wax Whisperer’ reveals the 10 strangest things he’s removed from people’s ears – from teeth to a pen lid」(Credit: Caters)、「EAR WE GO Man has 22 objects removed from his ear – after they kept falling off his hearing aid」、「EAR TODAY GONE TOMORROW Stomach-churning video shows audiologist removing 16 YEARS worth of ear wax from patient」(Credit: Caters News Agency)』『Ophthalmologist | Dr. Katerina Kurteeva M.D. | Newport Beach Instagram「A rare occasion when someone “forgot” to remove contact lenses at night and kept on putting a new one in every morning.」』『ETtoday新聞雲 「她耳鳴一周檢查驚見「白色棉絮狀」 光一照還到處爬…醫曝真相」(圖/翻攝《綿陽晚報》)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)