待機していた救急隊が赤ちゃんと母親を介助し、母子ともに健康であることが確認された。
ジャカリンさんは、Instagramアカウントに「パイロットになって18年。機内で生まれたばかりの赤ちゃんの手助けをしました」と記して、笑顔で赤ちゃんを抱いた写真を公開した。「出産を手伝うことができて、本当に誇りに思います。生まれた子は生涯ずっと、『空の上で生まれたんだ』と自慢できますね」とジャカリンさんは笑ってコメントしている。
医学会である「International Society of Travel Medicine」が2020年に発表した調査では、1929~2018年で74人の子どもが民間航空機内で誕生し、3人を除く71人が生存しているという。
イギリスの国民保健サービス「NHS」は、妊娠中の女性でも安全に旅行することはできるものの、飛行機に搭乗する際には助産師や医師に必ず確認するように注意喚起している。またNHSによると、妊娠37週以降(双子の場合は32週以降)になると、陣痛が始まる可能性があるという。
なお、航空会社によっては妊娠28週以降に搭乗する場合、出産予定日や合併症の危険性がないことを確認するため、医師や助産師からの証明書を提出する必要があり、妊娠後期の搭乗を断るケースもあるそうだ。
今回、特別な費用が発生したのかどうかは公表されていないが、万が一に備え、妊娠に関連した医療費や、早産や陣痛が始まったことにより帰国のフライト変更をした際の費用をカバーしているかどうかも、旅行保険会社に確認することをNHSは勧めている。
ちなみに2022年5月にも、米フロンティア航空の機内で乗客が産気づき、客室乗務員の介助のもとで女児が誕生した。この時は機長の判断で近場の空港に緊急着陸し、その後に最終目的地へ飛び立ったそうだ。
画像は『Jakarin Sararnrakskul Instagram「เป็นหมอสนามบินมา 18 ปี เพิ่งได้ช่วยเด็กแรกเกิดบนเครื่ิองก็วันนี้ล่ะครับ !!!!」「จบงานล่ะจร้า !!!!」』『Frontier Airlines Facebook「“Exemplary” and “calm” were the words Captain Chris Nye used for Flight Attendant Diana Giraldo’s heroic task of delivering a baby recently mid-flight.」』『Aisha Khatib, MD X「Is there a doctor on the plane?」』『Julia Hansen TikTok「It’s the ‘baby being born while we’re above the Pacific Ocean’ for me」』『Tuko.co.ke 「Meet Stephen Ansah-Addo: The Ghanaian Doctor who Delivered Baby Boy Onboard Plane to US」(Nancy Adobea Anane)』『NZ Herald 「Free flights for life for baby born on EgyptAir flight – there’s a catch」(Photo / Supplied)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)