アメリカ在住で野生動物が好きな女性が、庭に設置していたカメラが捉えた映像をTikTokに公開した。カメラは鳥の給餌器に取り付けられており、小鳥たちがエサをついばむ様子が映っていたのだが、時折アライグマが姿を見せていた。アライグマは豊かな表情を見せており、変顔のような瞬間が捉えられると「深夜に冷蔵庫を漁る私と一緒」など笑いの声が寄せられた。女性はテックインサイト編集部に、毎晩訪れる動物たちについて詳しく話してくれた。
米オハイオ州ウースター市に住む自然保護ライター兼写真家のダナエ・ウルフさん(Danae Wolfe、36)は、家族みんなが動物好きだと言い、約8年かけて自宅の庭を動物たちが過ごしやすい環境に作り替えた。ダナエさんは、「ミツバチや蝶、鳥を含む、多くの生き物たちのための場所を作ってきました。地球上では生物の多様性が急速に失われつつあり、私たちはその手助けになることをしています」と説明する。
2022年のある日、鳥の給餌器を販売する会社から「TikTokでレビューしてほしい」という依頼を受け、製品を受け取ったダナエさんは自宅の庭に設置した。届いた給餌器には、鳥がエサをついばむ瞬間を捉えられる角度でカメラが取り付けられており、正面から間近で小鳥たちの姿を捉えることができた。
日中には様々な小鳥たちがダナエさんの庭を訪れて可愛らしい姿を見せたのだが、夜になると野生のアライグマがカメラの前に現れた。ダナエさんはこのように話している。
「カメラを設置した初日の日中は、小鳥たちが訪れる様子を楽しんでいたのですが、その日の夜になると、夜食を食べにアライグマが現れたんです。アライグマはカメラを地面に落としてしまったのですが、録画は続いていて、その夜に庭を訪れたシカやスカンクなどがエサを食べる様子が撮影されていました。」
「アライグマは私の大好きな動物の一つなので、アライグマが毎晩庭を訪れていたことは、嬉しい驚きでしたね。鳥のエサが無くなるのは、リスが昼間に全部食べてしまうせいだと思っていましたが、実際にはシカやアライグマだったと知ることができました。シカやアライグマは夜食を盗み食いするのが大好きなようで、スカンクは地面に落ちたエサを喜んで食べていますね。」
ダナエさんがTikTokに投稿した動画には、日中に複数の小鳥たちが給餌器の前に現れ、エサをついばむ様子が映っている。そして動画の後半には、様々な瞬間を捉えたアライグマの写真が次々と流れてきた。恐らく給餌器が高い位置に設置してあるため、アライグマは両手でエサの入っている容器の縁を掴み、ぶら下がるような姿勢となっているのだろう。時折、大きく口を開けて何かを叫んでいるような姿を見せたり、様々な角度からエサを食べようとトライしていたようで、