アメリカの動物園が、帝王切開で誕生したゴリラの赤ちゃんの動画をSNSに公開し、多くの人を笑顔にしている。赤ちゃんは予定日より早く帝王切開で誕生したものの、元気に育っているそうだ。米ニュースメディア『New York Post』などが報じた。
米テキサス州にあるフォートワース動物園は現地時間14日、ゴリラの赤ちゃんが帝王切開によって誕生したことを発表した。母ゴリラは33歳の“セカニ(Sekani)”で、本来であれば2月中旬に出産予定となっていた。
しかし深刻な妊娠合併症の子癇前症(しかんぜんしょう)を発症したことで、1月5日に急遽帝王切開での出産となった。同動物園でゴリラの帝王切開による出産は初めてだったこともあり、獣医に加えて人間の出産の対応をする産科医や新生児科医も協力したという。
4~6週間ほど早く誕生した赤ちゃんは“ジャミーラ(Jameela)”と名付けられ、医療チームによる呼吸補助や体温調整、また哺乳瓶での栄養補給といった献身的なケアを受けて健康に問題なく育っていった。そんなジャミーラの動画がSNSに公開されると、そのつぶらな瞳にあどけない表情をした姿が多くの人を魅了したようで、このような声が寄せられた。
「この子は私を笑顔にしてくれたわ。」
「赤ちゃんって本当にみんな可愛いわね。」
「人間の赤ちゃんみたいに見えるね!」
「なんて、可愛らしいんだ。ママも大丈夫だといいんだけどね…。」
心配された母ゴリラのセカニだが、