トラベル情報メディア『Asher & Lyric』が昨年6月に発表したレポートで、「世界で最もLGBTQ+フレンドリーな国」にカナダが選ばれていた。しかし実際の声は、調査結果を100パーセント反映しているとは言い難いようだ。このほど同国で開催された女子大学バレーボール大会に、5人のトランスジェンダー選手が出場したことで物議を醸している。米ニュースメディア『New York Post』などが報じた。
カナダのオンタリオ州トロントで現地時間1月24日、女子大学バレーボール大会に出場したセネカ・カレッジの「セネカ・スティング(Seneca Sting)」とセンテニアル・カレッジの「センテニアル・コルツ(Centennial Colts)」の選手が物議を醸した。
その理由は、セネカ・スティングに3人、センテニアル・コルツに2人のトランスジェンダーの選手が起用され、生物学的に女性である選手はベンチに控えたままであったからだ。試合は3人のトランスジェンダーを起用したセネカ・スティングが、センテニアル・コルツに3対1で勝利した。
地元のニュースメディア『Rebel News』によると、同メディアが試合会場の取材及び撮影を試みようとしたが、激怒した大会関係者に撮影を中止するように求められたという。当時の映像には、ジャーナリストのデイヴィッド・メンジーズ氏(David Menzies)が、コーチに「なぜ生物学的な女性の選手を起用しないのか?」と問いかける場面が映っている。この映像がSNSに公開されると、