海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】「すぐに返します」と書いたメモを見せて銀行員に現金を要求した男(米)

アメリカで約2年前に銀行強盗を働いた男の裁判が1月19日に行われ、被告に無罪が言い渡された。しかしこの判決から約3日後、男は再び銀行強盗で逮捕された。男は丁寧な言い回しで書いたメモを銀行員に見せて現金を要求しており、前回の銀行強盗でも同様の手口を使っていた。米ニュースメディア『New York Post』などが報じると、ネット上では「礼儀正しく要求すれば、誰でもお咎めなしで銀行強盗ができるのか?」などと無罪判決に疑問の声があがっている。

2021年12月、米イリノイ州シカゴにある銀行「Fifth Third Bank」を訪れたモハメド・ワークー(Mohamed Worku、31)は、「お金をください。すぐに返します」と丁寧な言い回しで書いたメモを受付のガラス板に押し当てて現金を要求した。銀行強盗にしては穏やかな態度だったが、銀行員はモハメドが持っていたリュックに武器が入っているかもしれないと怯え、手元にあった595ドル(約8万7890円)を差し出した。

モハメドは現金を受け取って銀行を出たが、警察は30分も経たないうちにモハメドを特定して逮捕した。逮捕時、モハメドは492ドル(約7万2680円)の現金と犯行時に使用したとみられるメモを所持していた。

この件で1月19日に裁判が開かれ、モハメドの弁護士であるメアリー・ジャッジさん(Mary Judge)は、強盗には力ずくで何かを盗むことや脅迫が含まれると述べ、「彼は犯罪をしましたが、明らかな脅迫や、脅迫を示唆するようなことはなかったことから、銀行強盗にはあたりません」と主張した。

この主張を認めた連邦陪審が無罪評決の結論に達したことを受けて、イリノイ州北部地区連邦地方裁判所のジョン・クネス裁判官(John Kness)は、モハメドに無罪の判決を言い渡した。しかしモハメドは、この判決から3日後の22日午後2時頃、シカゴのリンカン・パークにある銀行「Citibank」を訪れ、

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