体重が徐々に減り、自力で立てるようになったそうだ。しかし、まだ歩くことは難しいため、カートに乗って移動している。また、関節の痛みが続いているため、毎日鎮痛剤が必要とのことだ。
そんなクルゲッツについて、同動物保護施設の広報担当者はテックインサイト編集部のインタビューで、このように明かしてくれた。
「保護される前、クルゲッツに何があったのかははっきりと分かりませんが、路上に放置するなんて、クルゲッツの生命が脅かされるのは明らかです。本当に信じられません。」
「クルゲッツは3~5歳ほどで、見た目はセントラル・アジア・シェパード・ドッグの特徴を持っています。今は栄養士の管理下にあり、体重が関節に悪影響を及ぼしているため、さらなる検査が行われ、体重を50キロ以上減らすように措置が取られています。その後、必要な検査を受けて運動を取り入れたリハビリが行われる予定です。」
「クルゲッツは新しい家族がまだ見つかっていないため、今はここで治療を続けています。栄養管理された食事、週に一度の検査、継続的なモニタリングなども含めると、治療費は一日あたり2000~5000ルーブル(約3290~8220円)かかります。また、減量の過程には半年以上かかるかもしれません。」
さらに、元の飼い主に対して法的措置などを検討しているか尋ねたところ、次のような回答だった。
「いかなる措置も講じるつもりはありません。なぜなら私たちの大きな使命は、クルゲッツの健康を取り戻すことですからね。」
画像は『Сострадание НН 2023年10月26日付ВКонтакте「КРУГЕТС НЕ МОЖЕТ ХОДИТЬ!」』『Philip (Phil-eep) 2021年6月12日付Instagram「Me next to my new roomie Tilly!」』『Metro 2021年9月7日付「Chunky dog who looked like a ‘balloon on legs’ goes on diet and finds perfect home」(Picture: RSPCA / SWNS.COM)』『Dorset Live 2021年11月30日付「Dog weighing same as baby elephant branded ‘slimmer of the year’ after shedding weight」(Image: RSPCA)』『This is Kai 2018年4月10日付Facebook「I’ve been working so hard at swimming I’m growing flippers!」』『Wolfgang 2020年9月22日付Instagram「Tail Update」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)