10月16日の深夜、フランスパリのエッフェル塔のふもとにある公園で、観光客の女性が暴漢に襲われる事件が発生した。女性はイギリスの現役警察官だった。来年のパリオリンピック開催を控え、パリ警察本部は「犯罪ゼロを目指す」ことを掲げているが、現地の治安は悪化の一途を辿っている。フランスのラジオ局『RMC』などが伝えている。
パリを象徴するエッフェル塔のふもとにあるシャン・ド・マルス公園で、現地時間16日から17日にかけての深夜にオー=ド=セーヌ県出身の35歳の男が強姦容疑で逮捕された。被害者の女性(23)はイギリスで警察官をしており、休暇を利用して友人と一緒に2日間ほどパリを訪れていた。
女性は16日深夜、ほろ酔い状態でエッフェル塔の近くを友人と歩いていたという。その時、女性はトイレに行きたくなり、近くの茂みで用を足そうとした。すると突然、見知らぬ男が飛びかかってきて、女性はとっさに男を突き飛ばそうとした。
しかし男はナイフを取り出し、女性を脅して性的暴行を加えた後にその場から逃走した。女性はすぐに警察に通報すると、付近を巡回中の警察官が駆けつけ、