エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】『パリピ孔明』は“B級感”を武器に躍進なるか キャストも手応え「いい意味で狂った方々が作っている」

漫画およびテレビアニメ作品を実写ドラマ化した『パリピ孔明』(フジテレビ系)。原作を知らない人からは、オンエア前に「B級の匂いしかしない」という声もあがっていた。話題作がひしめく秋ドラマのなか、いち早く9月27日からスタートしたところ「B級」の声は高まる一方だ。しかし、その味わいが癖になるらしく評判は上々である。キャストでさえオンエアを見て「世の中にインパクトを与える作品になる」と唸っていた。いったいおもしろさの秘密はどこにあるのか。

1800年以上前の中国を舞台に書かれた『三国志』に登場する天才軍師が諸葛孔明だ。『パリピ孔明』は、その孔明が現代の東京・渋谷に現れて、パーティー・ピープル(パリピ)が集うクラブなどで活躍する姿を描く。主人公となる孔明役を向井理、シンガーソングライターを目指す“EIKO”こと月見英子役を上白石萌歌が演じる。

ドラマ『パリピ孔明』を見る人には、『三国志』は読んだが『パリピ孔明』の原作は知らない人もいることだろう。その場合は、シュールな設定から「B級」っぽさを予感していたかもしれない。一方、『パリピ孔明』を漫画やアニメで知っている人は、ドラマのキャスティングに驚いたのではないだろうか。なにしろ森山未來ディーン・フジオカ、プロレスラーの本間朋晃と真壁刀義振付師の菅原小春などバラエティ豊かな顔ぶれが並んでいたからだ。

諸葛孔明が仕えた蜀漢の初代皇帝・劉備を演じるディーン・フジオカ

SNS上では、ドラマを見て「パリピ孔明、B級感すごいけどいいな。そもそも設定がいい」、「このB級感、妙にクセになるな」などの反響があった。アニメを見ていたという人は、

1 2