先月25日、米カリフォルニア州に住む女性の愛犬が行方不明になった。女性は懸命に愛犬を捜すも手掛かりがなく絶望していたが、地元の動物保護団体がFacebookで里親募集を行っており、そこに愛犬の姿が写っていたのだ。同団体によると、この犬はヘヴィメタル・バンドのライブ会場にいたところを保護されたそうで、まさかの場所で見つかった愛犬に飼い主の女性は大笑いしたという。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。
米カリフォルニア州イングルウッド在住のエリザベス・ウルタードさん(Arizbeth Hurtado、23)は先月25日、庭にいたはずのハスキー犬“ストーム(Storm)”がいなくなったことに気付いた。エリザベスさんの自宅の目の前には「SoFiスタジアム」があり、自宅の広い庭を駐車場として貸し出していた。しかし庭を繋ぐフェンスが開いていたと言い、ストームはそこから外へ出てしまったようだ。
すぐに自宅周辺を運転して捜したが、3時間ほどかけてもストームは見つからなかった。エリザベスさんは、両親と一緒に翌日もストームを捜したが、それでも見つからず希望を失っていた。
「もうストームには会えないかもしれない」と失意のどん底にいたエリザベスさんに、叔母が「ネットで迷子犬の投稿をしよう」とアドバイスした。そして投稿するためにFacebookを確認していた時、見慣れた犬の里親募集を行う投稿を見つけた。その姿こそ、捜し続けていたストームだった。
しかし驚いたのは、ストームが保護された場所だった。ストームは目の前にあったSoFiスタジアムへ向かい、そこで行われていたヘヴィメタル・バンド「メタリカ(Metallica)」のライブを堪能していたのだ。
そのFacebook投稿は、ストームを保護していた地元の動物保護団体「The Animal Hope & Wellness Foundation」が行ったもので、