アメリカ在住の9歳少女が現地時間8月21日、旅行中に失くしてしまった大切な人形と再会した。7月にインドネシアのバリ島から東京を経由して帰国する予定だった少女とその家族は、東京国際空港(羽田空港)に向かう機内に人形を置き忘れてしまったという。あらゆる場所を捜しても人形は見つからなかったため、少女の両親がFacebookで情報を求めたところ、ある1人のパイロットが協力を申し出てくれたそうだ。米ニュースメディア『Good Morning America』『WFAA』などが伝えている。
米テキサス州プレイノで暮らすヴァレンティナ・ドミンゲスちゃん(Valentina Dominguez、9)は7月、家族と一緒にインドネシアのバリ島を訪れた。
そして7月20日、帰国の途についた一家は経由地である東京国際空港(羽田空港)に降り立った際、ヴァレンティナちゃんが大切しているアメリカンガール人形“ベアトリス(Beatrice)”が見当たらないことに気付いた。
ヴァレンティナちゃんは、その時の心境をこのように明かしている。
「茶色の髪と私と同じ色の肌を持つベアトリスは親友で、幸せを運んでくれるとても大切な存在です。ベアトリスがいなくなった時、そしてホテルに着いてからも私はとても悲しくて…胸が張り裂けそうでした。」
また父親のルディさん(Rudy)は、当時の状況について「東京に向かう機内にベアトリスがいたことは家族みんなが覚えていたので、もしかしたら手荷物の中にあるかも知れないと思い、もう一度チェックしましたが見つかりませんでした。それから航空会社に電話した後、人形を捜しているという内容のメールも送りました」と振り返っている。
愛娘と“親友”を再会させるため、ルディさんと妻のセレステさん(Celeste)はその後もあらゆる場所を捜し回り、