イギリスの幼い男の子が先月、旅の途中で大切にしていたウサギのぬいぐるみを失くしてしまった。どこで失くしたのか全く見当がつかず、両親は探すことを諦めようとしていたが、幸いにも一家が搭乗した機内で発見された。格安航空会社「Jet2.com」の協力のもと、ぬいぐるみは旅先のスペインから飛行機でイギリスの自宅に戻り、男の子の1歳の誕生日に再会することができたという。『BBC News』『The Mirror』などが伝えている。
英ウェスト・ヨークシャーのウェイクフィールドで暮らすショーン・テナントさん(Shaun Tennant、40)とパートナーのジェニー・ウィルキンソンさん(Jenny Wilkinson、30)は先月、1歳の息子ルイス君(Louis)を連れてスペインのマヨルカ島を訪れた。
リーズ・ブラッドフォード空港を出発し滞在先ホテルに無事到着した一家だったが、ルイス君が大切にしているウサギのぬいぐるみ“ブンブン(Bun-Bun)”がいないことに気がついた。
ジェニーさんはその時のことをこう振り返った。
「ブンブンはルイスが生まれた時から大切にしているぬいぐるみで、失くしたと分かった時は本当に動揺していました。旅先の慣れないベッドで、いつもと違う環境にいたこともあってかなり落ち着かない様子で…。でもブンブンを失くしたのはタクシーの中なのか機内なのか、それとも空港で落としてきたのかまったく分からなくて、私たちにできることはあまりないと感じていたんです。」
それから間もなくして、ブンブンは一家が搭乗した「Jet2.com」の機内に置き去りにされていたことが明らかになった。それを発見した乗務員はブンブンを遺失物として届けたのち、