アメリカの空港がSNSを用いた心温まる対応をして話題を呼んでいる。空港で見つかった忘れ物のぬいぐるみの画像をSNSに投稿するとFacebookやTikTokなどで広く拡散され、持ち主である5歳男児の両親と連絡が取れたのだ。空港はぬいぐるみを引き取りに来るための往復のフライトまで用意し、男児は無事に大切なぬいぐるみと再会することができたという。『Upworthy』などが伝えている。
米テキサス州ダラス在住のデイヴィッド・バーネットさん(David Burnett)は、昨年11月のサンクスギビングデーに親戚のいるウィスコンシン州オコノモウォックに家族で訪れていた。
そして自宅に戻るためウィスコンシン州ミルウォーキーにあるジェネラル・ミッチェル国際空港で帰りの便を待っていた時、息子のエゼキエル・バーネット君(Ezekiel Burnett、5)がお気に入りのテディベアを失くしてしまった。
「エゼキエルはぬいぐるみを何度も宙に投げて遊んでいました。そして高く投げた時、天井の梁にぬいぐるみが引っかかってしまったんです。自力では取れそうになく『ダメだ。もう落ちてこないよ』とエゼキエルに伝えました。エゼキエルは大泣きしていましたね。」
高い場所に引っ掛かってしまったぬいぐるみを取ることは難しく、フライト時間が迫っていたこともありエゼキエル君はぬいぐるみを空港に残して帰ることになってしまった。このぬいぐるみはエゼキエル君が生まれたときにプレゼントしてもらったもので毎晩一緒に眠り、どこへ行くのにも一緒で片時も離れることはなかったそうだ。特別な存在だったぬいぐるみを失ってしまい、エゼキエル君は帰りの飛行機に乗っている間ずっと泣いていたという。
それから数か月が経った今年の1月4日、