このほどイギリスで、飼い犬に女性を襲うようにけしかけた男の裁判が行われた。2年前に起きたこの事件だが、男は当時10代だったという。犬に襲われた女性は腕を負傷し、かなりのトラウマを抱えることになった。英ニュースメディア『Daily Record』などが伝えている。
英ノースヨークシャー州のティーズサイド刑事法院で現地時間1日、同州エストン在住のジャック・ニュートン(Jack Newton、20)に有罪判決が下った。ジャックは2021年7月5日、飼い犬に女性を襲うようにけしかけて相手に大怪我をさせていた。
当時、10代だったジャックは、大型犬のベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアを連れてエストン市内にある農場の近くを散歩していた。その途中で犬が突然、農場内の馬小屋に向かって走り出し、近くにいた猫に襲いかかろうとした。その場にいた猫の飼い主である農場主の女性は、猫を守ろうとし、ジャックに犬を制するよう叫んだ。
しかしジャックは聞く耳を持たなかったため、女性は犬の首輪を掴んで止めようとした。するとジャックは「俺の犬に触るな!」と叫び、「アイツをやれ!」と犬に指示した。ジャックが命令を出した直後に犬は女性の右腕に噛みつき、女性の腕からは大量に出血したという。
ジャックは怪我をした女性に見向きもせず、犬を連れて車でその場から立ち去った。女性はレッドカー緊急治療センターで治療を受けたものの、腕の怪我により6週間も車の運転ができず、病院に通うたびにタクシーを使わなければならなかったそうだ。
また、農場での仕事も人の助けが必要な状態だったという。今回行われた裁判で、