車の窓から子猫が放り出されたとの通報を受けて現場に駆けつけた警察官が、その子猫を家族として迎えたという心温まるニュースがアメリカから届いた。発見当初は怖がって震えていた子猫だが、警察官が抱き上げると肩に登ってゴロゴロと鳴き始めたそうだ。そして動物保護機関に到着後も子猫は警察官の肩にしがみついて離れようとしなかったため、そのまま自宅に連れて帰ることにしたという。米ニュースメディア『Good Morning America』などが伝えた。
米バージニア州ハリソンバーグ警察署のティモシー・ラッグ巡査(Timothy Rugg)は7月13日、勤務中に1匹の子猫を保護した。
その日、ティモシーさんは車の窓から子猫が放り出されたとの通報を受けて出動したそうで、当時の状況をこのように振り返っている。
「オールド・ファーネス・ロード(Old Furnace Road)で窓から猫が投げ捨てられたという通報があり、私が現場に駆けつけるとそこには1匹の子猫がいました。最初はとても怖がって震えていたのですが、私が抱き上げると肩に登ってゴロゴロ鳴き始めました。そして私から離れようとしなかったのです。」
ティモシーさんはその後、子猫を連れてハリソンバーグ市内にある動物保護機関「ロッキンガム・ハリソンバーグSPCA(Rockingham Harrisonburg Society for the Prevention of Cruelty to Animals」を訪れた。そこで子猫は生後3か月ほどであること、また健康状態は概ね良好であることが分かったそうだ。
「スタッフに引き渡そうとした時、子猫は爪を立てて私の肩にしがみついたまま降りようとしなくて…。しかもSPCAの施設は空きがない状態だと聞き、私は『この子を家に連れて帰ることはできますか?』と尋ねました。するとスタッフは『里親の手続きをすれば可能です』と言い、私は手続きを進めることにしました。その日は偶然にも妻の誕生日で、彼女にとって楽しいサプライズになりました。」
ティモシーさん夫妻は、