母親は常に子供の幸せを考えるもの…。それは猫の世界でも変わりないようで今年2月、アメリカの一軒家に2匹の子猫を連れた母猫がやってきた。どうやら助けを求めていたようで、保護された猫の一家は多くの人の親切により第2の人生を歩み始めた。『The Dodo』などが伝えている。
米ノースカロライナ州の一軒家の玄関先に2月中旬、白い被毛の野良猫が生後6か月ほどの子猫を連れてやってきた。
“ママ・アリー(Mama Ally)”と名付けられた母猫はポーチの窓越しに子猫を並べ、まるで「私たちに気付いて」と言わんばかりに中の様子をうかがった。
3匹の視線を感じた家主は「子猫を連れての外での生活は大変に違いない」と、非営利団体で猫の保護を専門に行う「スパークル・キャット・レスキュー(Sparkle Cat Rescue、以下SCR)」に連絡し、3匹を引き取ってもらうことにした。
ところが保護団体のスタッフはほどなくしてママ・アリーが妊娠していることに気付き、「マーフィーズ・ロウ・アニマル・レスキュー(Murphy’s Law Animal Rescue)」の創設者でパートナーであるサラ・ケリーさん(Sarah Kelly)に助けを求めた。妊娠後期を快適に過ごせるように里親を紹介してもらうためだった。
サラさんのレスポンスは非常に早く、ママ・アリーは間もなく里親のモニカさん(Monica)宅に迎え入れられ、