イギリスで先月、自宅のリフォーム作業を行っていた男性が、暖炉の中からメッセージボトルを発見した。その中には、1931年に書かれた手書きのメモと1926年に発行された新聞記事が入っていた。この発見について男性の母親がFacebookの地元グループに投稿したところ、「100年近く眠っていたなんて信じられない」「なんて素敵な発見なの」といったコメントが寄せられた。イギリスの公共放送『BBC』などが伝えている。
英ウェールズ南西部ペンブルックシャーのソルヴァに住むダン・ダフォーンさん(Dan Dafforn、32)は6月1日、自宅のリフォーム作業中に暖炉の中からメッセージボトルを見つけた。
古いガラス瓶の中には2枚の紙が入っており、ひとつはこの家の歴史について書かれた手書きのメモ、そしてもうひとつは新聞記事の切り抜きだった。
ダンさんは発見当時のことをこう振り返っている。
「古い暖炉を壊していた時に壁の中から瓶の端が見えたので、幸いにも壊さずに取り出すことができました。最初はそれが何なのか分からず、もしかしたら宝の地図のようなメッセージが入っているのではないかと期待していたのです。」
「A history of Min y Mor」と記されたメモは1931年9月14日、ヘンリー・W・エヴァンス氏(Henry W Evans)によって書かれたもので、一緒に入っていた1926年7月10日付の新聞記事は彼自身について紹介されていた。
「長年瓶の中にあったせいか、2枚の紙は両方ともかなり湿っていたので取り出した後に乾燥させました。するとこのメッセージが、本当に特別なものであることが分かったのです。古い字体を見てとてもかっこいいと思ったし、甥っ子たちも大喜びでした。」
そしてダンさんの母親であるペニー・カルダーさん(Penny Calder)もまたこの発見に大興奮だったそうで、