ヘンリー王子が英タブロイド紙の盗聴疑惑をめぐる裁判の証言席に立ち、法的処置を取る決意をしたのは、妻メーガン妃をメディアの侵害や憎悪から守るためだと述べた。さらに王子は「タブロイド紙の詮索好きな目」によって、最初の恋人だったチェルシー・デービーさんとの別れに繋がったと非難した。こうして2日間にわたる王子への反対尋問は終了したが、今後は王子が出廷せずに裁判が続けられる。
ヘンリー王子は、英タブロイド紙『Daily Mirror』『Sunday Mirror』『Sunday People』などの記者が違法な手段で情報収集をしたとして、複数の著名人とともに新聞の発行元「Mirror Group Newspapers(以下、MGN)」を提訴している。
現地時間6日には、王子がロンドンの高等裁判所に出廷し、証言席でMGNの勅選弁護士アンドリュー・グリーン氏からの反対尋問に答えた。また同時に、王子自身の言葉による証人陳述書が公開された。
ヘンリー王子は翌7日にも証言席に立ち、長時間に及ぶ厳しい質問に答えた。法廷で王子は、電話盗聴疑惑に対して法的処置を取る決意した理由について聞かれると、メディアによる侵害や憎悪により、妻メーガン妃が苦しんでいるのを止めるためだと述べた。
グリーン氏が王子に対して「最初に法的措置の可能性について話し合ったのは、いつでしたか」と尋ねると、王子は2018年にフランスで休暇を過ごしていた際、現在の自身の弁護士であるデヴィッド・シャーボーン氏と出会い、初めて法的手段を検討することを考えたと答えた。
そして王子は、